【吹奏楽の人気曲】「メリーゴーランド」について詳しく解説!

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突然ですが、皆さんが好きな吹奏楽曲はありますか?

今回ご紹介するのは、吹奏楽の人気吹奏楽曲の1つである「メリーゴーランド」

楽しげな音楽から好きになったという人も多いのではないでしょうか?

この記事では、吹奏楽の人気曲の1つである「メリーゴーランド」について詳しく解説していきます!

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「メリーゴーランド」ってどんな曲?

「メリーゴーランド (原題:Merry-Go-Round)」はイギリス出身の作曲家であるフィリップ・スパーク(Philip Sparke)によって作曲された曲です。

人気の吹奏楽曲を数多く手がけているので、知っている方も多いのではないでしょうか?

筆者自身も結構好きな曲が多いです!

例えば、

「ドラゴンの年

「オリエント急行」

「宇宙の音楽」

など、少なくとも曲名を耳にしたことがあるのでは?

宇宙の音楽についてはこちらの記事でご紹介しているので、よろしければこちらも合わせてご覧ください!

今回ご紹介するのは、そんなP.スパーク作曲の「メリーゴーランド」で、この曲の魅力として、

・多様なセクションによるソロのリレー

華やかで楽しい雰囲気

・スピード感のある展開

・あらゆる楽器が活躍

等が挙げられます!

とにかく、この曲は軽快で楽しい曲調が魅力的です。

また、セクションごとにソロが切り替わり、まるでメリーゴーランドの馬が次々と前に出てくるような感じでしょうか。

遊園地のようなわくわく感がありますね!

演奏会のオープニングや楽器紹介にぴったりの1曲といえるでしょう!

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振りつけをするのが良い?

この曲はスコア(楽譜)を見ると、メロディーを演奏する楽器には‘STAND’の指示があります。

文字通り、「立って演奏する」ということですね。

順番としては、

Tp.→Sax.→Tb. & Hr.→Cl.→Euph. & Tuba

です。

どんどんと切り替わっていくところが見ていても楽しいですよね!

こんな感じで’STAND’と指示があるということは、「そのセクションが目立つように演奏してくれ」という作曲家の意図が見えます。

特にこの曲は軽快で楽しい曲なので、振りつけありでもぴったりです。

体や楽器を動かして演奏してみるとよいでしょう!

振りつけを考えるときは、他の楽団を参考にしてみてるとよいです。

楽団によっても結構異なるんですよね。

冒頭に載せた、「立命館大学応援団吹奏楽部」の振りつけは比較的シンプルで、取り入れやすいと思います。

こちらの動画は「文教大学吹奏楽部」による演奏です。

回転などの振りつけもあり、よりメリーゴーランドっぽいです。

また、マーチングっぽさもある振りつけって感じでしょうか。

後は終盤の打楽器の振りつけは癖がありますね(笑)

最後に、こちらは「洗足学園音楽大学」による演奏です。

人数も圧倒的に多く、振りつけが豪快です。

特にトロンボーンの振りつけはなかなか味があります(笑) 絶対疲れそう…。

後は、打楽器にスティックパフォーマンスしながら演奏している方がいて、シンプルにレベル高いです。

こんな感じで、結構楽団によって違うので、ぜひいろんな演奏動画を参考にしながら、演奏を盛り上げてみてください!

曲の構成と演奏のポイント!

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1. イントロ

トランペットのファンファーレで曲が始まります!

トランペットの明るく鋭いサウンドが、まるで遊園地の開園を知らせる感じです。

なので、明るくはっきりとした音色で演奏しましょう!

これに続いて木管楽器や打楽器が伴奏を開始します。

イントロは全体的に音量のバランスをうまく調整しながら、アンサンブルをしていきたいですね。

また、イントロの最後は次に登場するメインテーマへスムーズに繋げるためのブリッジ的な役割となります。

ブレスやフレージングを工夫し、次の主部へ自然に移行できるようにしたいです!

2. トランペット

冒頭が終わると、トランペット主体のメロディとなります。

冒頭のファンファーレに引き続き、アタックを明確にして、力強い音を出したいですね。

また、音量の変化が頻繁に現れます!

例えば、fpmpcresc.など、結構指示が明確にされています。

この音量の変化を豊かに使いわけ、華やかな印象を与えたいです!

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3. サクソフォン

続いて、サクソフォンがメロディーを受け継ぎ、トランペットとは異なるより滑らかで流れるようなフレーズを奏でます。

メリーゴーランドの回転が始まり、動きが加速する感じのイメージでしょうか。

レガートを大切にし、滑らかな演奏を心がけましょう。

タンギングを強くしすぎず、フレーズ感を大切にしたいです。

メロディーの流れを途切れさせず、次のパートにスムーズに繋げる意識を持てるとよいです。

4. トロンボーン & ホルン (ピッコロ & フルート)

中間部は一度テンションを落とし、穏やかでロマンティックな雰囲気に変わります。

ここまでとは少し違った雰囲気を出せるとよいですね。

そこで、ホルンの柔らかい響きが重要です!

しっかり息を流し、音がふわっと広がるように吹けるといいですね。

トロンボーンは、はっきりとしたアーティキュレーションで演奏し、流れを作りましょう。

両楽器は音程の安定感が崩れやすいので、注意してください。

また、その裏ではピッコロとフルートにSoloの表記があります。

軽快さを維持しつつ、テンポを乱さないようにしましょう!

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5. クラリネット

ホルンとトロンボーンによる中間部が終わると、再度メインのメロディーが登場します!

トランペットと同様に、音量の変化が明確に指示されています。

しっかりと、楽譜の指示に従って抑揚をつけましょう!

また、クラリネットは特に音のつながりが大事なので、音のつながりを大切に、タンギングを最小限んに演奏できるとよいです。

音色のコントロールで、表情豊かに演奏しましょう!

6. ユーフォニアム & チューバ

この後は低音楽器によって、メロディが支えられます!

メリーゴーランドのゆったりとした動きや、ノスタルジックな雰囲気をイメージしていると言えるでしょう。

両者について、

ユーフォニアム …メロディを歌い上げる

チューバ …深みのある響きで、土台としてメロディをしっかりと支える

という感じで演奏できるとよいですね。

この2つの楽器は、金管楽器の中でも特に豊かな響きを持つ楽器なので、音の響きを最大限に活かしましょう!

7. クライマックス

終盤は、フィナーレに向かって加速し、最高潮に達します。

木管の細かい動きや金管の華やかなファンファーレを経て、クライマックスとなります。

木管楽器の速いパッセージが登場するので、正確な指回しテンポ感の維持が鍵です。

加えて、ユーフォも木管と同様の動きをするのが衝撃的です。

これは、練習あるのみ、ですかね…。

金管は最後のファンファーレを華やかに演奏し、全体を引っ張りましょう!

また、打楽器はリズムを正確に刻み、エネルギッシュな終わり方へ導けるといいですね!

打楽器演奏のポイント!

ここからは、筆者自身がパーカッション経験者ということで、少し打楽器演奏のポイントについて解説していきます。

パートとしては、

Timp. Perc.1(Drum etc.) Perc.2(Cym. etc.) Perc.3 (Mallet Perc. etc.)

があります。

結構使用する打楽器が多めなので、演奏する前に確認しておきましょう!

イントロなど、B.D.の響きが結構重要となる箇所があります。

吹奏楽曲でB.D.があまり目立つことは少ないですが、この曲では特に大事に演奏してください。

深みのある音になるように、体全体を使って演奏できるとよいですね。

また、全体として伴奏で刻みとして出る箇所が多くあります。

一定のリズムで演奏するときは、表拍裏拍を演奏している楽器をよく聞くことが大事です。

周囲にもしっかり目を向けれるとよいですね!

加えて、結構リズムが心地よい曲なので、テンポ感を大事にして練習しましょう!

この曲はとにかく楽しそうに演奏することが大事です。

パーカッションは盛り上げることも一つの仕事なので、ぜひ軽快に演奏して全体を盛り上げましょう!

最後に

いかがでしたか?

今回は、フィリップ・スパーク作曲の「メリーゴーランド」について解説してきました。

軽快で心地がよく、オープニング等にも相応しい「メリーゴーランド」

演奏会で演奏するにはぴったりの1曲ですので、選曲を考えてみてください

ぜひ、参考にしてみてくださいね!

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