知っていると得する!吹奏楽のパーカッション(打楽器)をどう配置すべきか?

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吹奏楽においてパーカッションをどう配置するかは意外と悩ましいですよね。

これを読めば、パーカッションの配置の仕方について知ることが出来、あなたの団体にも応用することが出来るでしょう!

この記事では、吹奏楽のパーカッションをどのように配置していくべきかについて順を追って解説していきます。

左側 or 後ろ側?

 

吹奏楽におけるパーカッションの配置は、後ろ側もしくは向かって左側がほとんどです。どちらを採用するか迷いますよね?

ただ、これは好みによるかな~と思います。なぜなら、どちらもメリットとデメリットがあるからです。

左側に配置するとなれば、パーカッション全体が比較的密集して演奏できるのでパート内で合わせやすいです。

ただ、低音パートあたりと距離が出てしまうのが問題点ですね。特に変に反響するホールで演奏するとなると、ずれて聴こえて演奏しにくいです。

その点、後ろ側であれば低音パートと比較的近くなれるので演奏しやすいでしょう。

しかし、後ろ側に配置する場合も基本的に鍵盤打楽器は左側に配置することになりますから、パート内で合わせにくいという左側と全く逆の現象が起きます。

正直、スペース問題など演奏する会場にかなり左右されるところがありますので、打楽器を左側か後ろ側かどちらに配置するかはその会場で予め練習しながら決めて欲しいと思います!

誰かが客席で聴いてみたりすると良いでしょう。また、指揮者にも好みがあるはずなので、ぜひ指揮者に意見を聞いてみてください。

筆者はどちらも経験していますが、個人的には後ろ側の方が好きだったっかなぁという感じです。ただ、それほど演奏に変わりがあるわけではありません。

まずはTimp.の配置

演奏会を開催することになれば、必ず使うことになるTimp.。大型な打楽器であり、基本的に配置場所が決まっているので最初に決めたいです!

左側に配置する場合は、パーカッション全体の中で最も奥(左奥)に配置するのが王道でしょう。Timp.だけひな壇(左側)に乗せるというのも割とあります。

上側に配置する場合は、基本的に向かって右側中央となります。ただ、youtubeの演奏動画や個人的な経験からすると、向かって右側にTimp.を配置している団体が多いかなぁという印象です。

ただ、どちらにしろパーカッション全体を左側か後ろ側かのどちらに配置するか決めていれば、Timp.の配置にそこまで悩むことはないでしょう!

鍵盤打楽器の配置

 

鍵盤打楽器の配置も割と決まっており、基本的に向かって左側手前に配置する団体が多いです。これは、パーカッション全体を後ろ側に配置するか左側に配置するかによりません。

もちろん例外もあり、Glock.だけなど使用する鍵盤打楽器が少ない場合は鍵盤打楽器を含めて全ての打楽器を後ろに配置するということもあります。

ただ、演奏会などではVib.やMar.を使うことも多いでしょうから、特に支障がなければ左側前方で良いでしょう!

後は、鍵盤打楽器同士の配置ですよね。上記のように配置する時は基本的に2列に並べ、大きさ的にXylo.とGlock.を前列に、Vib.とMar.を後列に並べるのが見た目として良いでしょう。

Vib.とMar.の位置は正直どちらが奥側でもいい気がしますが、より聞かせたい方を手前に置くことになるかなと思います。

Glock.とXylo.ですが、Glock.はフルートやクラリネットなどと同じ動きをすることが多いので、Glock.を手前に、Xylo.を奥に配置したほうが良いでしょう!

Drumsの配置

Drumsをどこに配置するかは意外と悩みどころですよね!

メジャーな配置は左奥(Hr.の近く)あたりでしょう。しかし、他のパーカッションと一緒に後ろ側に配置するということもあります。

また、Drumsを中央付近に配置するということも結構あります。これは、Drumsを他のパーカッションより一層目立たせたいときに使います。

中央付近に来ることで、注目が集まりやすくなります。Solo.があったり、ポップスの曲を演奏する時などに良いかもしれませんね!

S.D. B.D. C.Cymの配置

次に、主要な打楽器から配置していきましょう!

とりあえず配置場所を決めておきたいのは、S.D.、B,D.、C.Cym.あたりですね。

特に場所は決まっていませんが、これらの打楽器は重要な打楽器ですから比較的目立つ場所に配置したいです。

例えば、左側にパーカッション全体を2列に配置する際は、これらの打楽器は前列に配置してみましょう。

また、B.D.を演奏する人がS.D.の手元を見れると良いですね。特にマーチでアンサンブルしやすくなります。したがって、B.D.の右側にS.D.を配置すると良いでしょう!

実際の演奏を考慮して配置する

ここまで配置が決まったら、演奏する曲の楽器移動を考えて残りの打楽器を配置していきましょう!

楽譜を見てチェックしておくべきは、

・休符があまりない中での忙しい楽器移動があるか?

・同時に演奏する楽器があるか?

です。

どちらに関しても、それぞれの楽器の組を近くに配置しておかなくてはなりません。同時に演奏する打楽器を両隣に配置するのは当然ですが、忙しい楽器移動となる楽器の組も出来る限り近くに置きましょう。

なぜなら、舞台上を急いで移動することは見た目的にあまりいいものではないからです。また、間に合わないかもしれないというリスクもあります。

「ゆっくり歩いても間に合う」くらいの距離で楽器を配置するのが望ましいです!(もちろん、どうしても無理なときはありますけど…(笑))

これらをチェックすれば、必然的に配置場所も結構決まるでしょう!

ただ1つ、Chimeは比較的左側の最も前方(客席側)に配置される傾向があります。特に忙しい移動が内容であれば、Chimeの配置はそこで良いのかなと思います。

最後に

いかがでしたか?

今回は、吹奏楽におけるパーカッションの配置について解説してきました。

パーカッションの配置は意外と悩むことが多いですが、指揮者と相談したり、観客席で聴いてみたりしながら、理想的な配置を決めていきましょう!

吹奏楽のパーカッションの人に向けて役立つ情報を以下の記事で書いたので、こちらもチェックしてみてください!

ぜひ参考にしてみてくださいね!

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