今更聞けない!?吹奏楽におけるパーカッションの役割!

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吹奏楽のパーカッションパートは、他のパートといろいろな面で違うパートです。ただ、パーカッションの役割って?と聞かれると意外に「何だろうなぁ…」と悩みますよね。

役割を記憶しておけば、演奏で気を付けるべき点が明確になって演奏の評価がアップすることにもつながりますよ!

この記事では、吹奏楽におけるパーカッションの役割についてご紹介していきます!

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曲のテンポを保つ

これについては、特にポップスのドラムスマーチにおけるスネアドラムを想像するのが分かりやすいでしょう。

打楽器の音は吹奏楽の中で基本的に目立ちます。したがって、パーカッションが全体のテンポをけん引するという場面が多いです。

もちろん指揮者がテンポを保つ役割も果たしていますが、指揮者が曲のテンポに対してより重要な役割を果たすのはテンポが変わるときでしょう。

例えば、rit.やaccel.などが分かりやすいですね!これらは、指揮者がどのようにテンポを変化させるかに左右され、パーカッションはどちらかというとそれに従う感じです。

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しかし、そのテンポを維持するとなると重要なのは打楽器です!結局、指揮者は実際に演奏しているわけではないので、テンポの主導権はパーカッションにあると言えます。

また、当然ですが指揮者がいない場合(特にポップスなど)もまれにあるので、そういう場合はドラムスを主体として打楽器に委ねられますね。

もちろん、ドラムスやスネアドラムだけがテンポキープに役割を果たすわけではなく、例えばバスドラやタンバリンなどの拍打ちは全体のテンポを担っていると言えるでしょう。

このように、曲中テンポを維持する能力は打楽器奏者にとって非常に重要です。このような能力を身につけるにはやはり普段の基礎練が重要になってきます。

以下の記事で、基礎練について書いたのでよかったら参考にしてみてください!

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曲の表現を豊かにする

パーカッションの魅力の1つとも言えますが、打楽器は小さい音から大きい音まで幅広い音量の音を出すことが出来ます。

打楽器は大音量を出すことが出来るという特性上、どうしても音量が大きい音に注目しがちです。しかし、重要なのは小さい音出せるということです。

したがって、パーカッションは音の強弱をはっきりとつけることが出来ます!

音量表現において重要なことの1つは、(楽譜の指定に合わせながら)音量の強弱をはっきりとつけることと言えます。

このことは、音量にあまり変化がない吹奏楽曲の演奏が良い音楽に聴こえないことからも分かるでしょう。実際に、コンクールの強豪校は必ず強弱をはっきりとつけていますよね!

静かな部分があるからこそ、盛り上がりの部分が強調されるからです。

もちろん、パーカッションパート以外の楽器も強弱をつけることが出来ますが、打楽器は比較的強弱をつけやすいというところもポイントです。

打楽器は、力の加減やスティック(マレット)の振り上げの調節などで比較的容易に音量を変えることが出来ます。

例えば、スネアドラムやサスペンデッドシンバルによるクレッシェンドのロールはその特徴を生かした演奏と言えます。

音楽表現を向上されることがパーカッションの役割の1つだと考えて、ぜひ表現に気をつけながら演奏していきましょう!

擬音を出す

パーカッションの特徴として様々な音を出せることが挙げられます。

曲の中には、人工物や自然の音などを題材としている吹奏楽曲も多いです。

例えば、スパーク氏作曲の「宇宙の音楽」や「オリエント急行」などでは、風や列車などの擬音が入っています。これらの曲はこちらの記事でご紹介しました。

擬音があることによってその情景が思い浮かべやすくなり、聴いている人も楽しむことが出来ます。

なので、擬音を曲中に入れている作曲者も多く、擬音を奏でる機会も多いと思います。

様々な擬音を出すことが出来るのはパーカッションならではです。したがって、これもパーカッションの役割の1つと言えるでしょう!

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場面転換をする

  

ほとんどの曲には、静かな(美しい)部分や激しい(盛り上がり)の部分があります。したがって、曲中に場面転換は付きものですが、これをはっきりと示すことが出来るのがパーカッションです。

最も分かりやすいのがクラッシュシンバルでしょう!盛り上がりの頂点にシンバルが1発入るということはよくあります。

加えて、終盤にティンパニのソロが入ってくるという曲も意外とあります。例えば、先にも曲名を出した「オリエント急行」もそうですよね。

盛り上がりが終盤にきている曲では、終盤にパーカッションがfやffなどで入ってくることによって曲の最後がより際立ちます。

また、曲(楽章)の締めに打楽器が入るということもありますよね。

例えば、今年度の課題曲である「僕らのインベンション」はシンバルの1発で終わります。2021年度の課題曲についてはこちらの記事でご紹介しました。

打楽器が最後に来ることによって曲が締まりますね!

このように、パーカッションは場面を変える力を他のパート以上に持っています。大抵の吹奏楽曲で使われている手法なので、気にしながら演奏してみてくださいね!

最後に

いかがでしたか?

今回は、吹奏楽におけるパーカッションの役割について解説してきました。

パーカッションパートは、吹奏楽において様々な役割を果たしている非常に重要なパートです。見た目もカッコよく、魅力が詰まったパートでしょう!

また、吹奏楽のパーカッションパートの人に向けて、参考になるような情報を以下の記事に書いてみたのでこちらもチェックしてみてください!

ぜひ参考にしてみてくださいね!

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2件のコメント

孫が吹奏楽クラブでパーカッションになり吹奏楽では半端な役だと残念がっていました、でもやってから考えが変わりその役割を理解して自分がいないと演奏が引き立たないと言うようになり自信を持つて頑張ってやっています、変わりました。

桒田様

とても嬉しいコメント、またお孫さんの素晴らしい経験の共有をしていただきありがとうございます。
今後ともよりパーカッションを楽しめるよう、陰ながら応援させていただきます。

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