吹奏楽曲「梁塵秘抄~熊野古道の幻想~」についてガチ解説!

吹奏楽曲の中でも有名な曲の1つである「梁塵秘抄~熊野古道の幻想~」ですが、この曲について詳しく知りたいと思っていませんか?

そんなあなたもこれを見れば、曲の背景などについて知ることが出来ます!

この記事では、「梁塵秘抄~熊野古道の幻想~」について解説を交えてご紹介していきます。

「梁塵秘抄~熊野古道の幻想~」ってどんな曲?

「梁塵秘抄~熊野古道の幻想~」は、福島弘和さんによって作曲された曲です。

福島さんのことは吹奏楽をやっている方なら多くの人が知っているのではないでしょうか?

彼は2020年度時点で3曲の吹奏楽コンクール課題曲を執筆しています。

最近の2019年度吹奏楽コンクール課題曲Ⅲ『行進曲「春」』はまさに福島さんの曲でした!

また、それ以外にも「ラッキードラゴン~第五福竜丸の記憶」など様々な人気曲を作曲しています。

この「梁塵秘抄~熊野古道の幻想~」は、そんな彼の代表作の1つです。

この曲のタイトルを見て大体の人が思うのが、

「梁塵秘抄って何?」(これって何て読むの?)

でしょう。

「梁塵秘抄」とは平安時代末期の歌謡集のことで、「りょうじんひしょう」と読みます。

この歌謡集を作った人は後白河法皇です。「んっ?その名前どこかで聞いたことがあるぞ?」と思った人も多いのでは?(保元の乱とか)

そんな彼は熊野(和歌山と三重辺り)がめちゃくちゃ好きで通っていたらしく、そのため熊野に関連する歌が梁塵秘抄に収録されています。

タイトルの「梁塵秘抄」と「熊野」にはそういう結びつきがあるわけですね!

熊野古道の説明は後に回して、タイトルと曲の関係について解説していきましょう。

この曲は、テンポがAndante(♩=72~80)→Allegro(♩=112)→Andante→Vivo(♩=160)と変化します。

速い箇所とゆっくりな箇所があるのがポイントです!

「梁塵秘抄」は、「今様」という当時の流行歌の集大成です。また、舞などともに歌われました。

現代にも流行な曲とか必ずありますよね。ダンスがあったりとか。そういうイメージで良いと思います。

速い部分にはそのような流行的なお洒落さや舞のような雰囲気などがあります。

特にAllegro辺りは、舞のような感じがしませんか?

また、熊野は参拝で訪れられており、参拝者は魂の再生(輪廻転生)を願っていたと言います。

作曲者の福島さんによるとゆっくりな部分は、コード進行の循環で輪廻転生を表現しているようです。

このように考えると、熊野の雰囲気をより表しているのはゆっくりな部分になるでしょう。

特にゆっくりなところはどこか幻想的な感じもしますしね。

速い部分に意識を向けがちですが、ゆっくりな部分に注力して表現力を高めていくのが良いのではないでしょうか?

「熊野古道」とは?

熊野古道は世界文化遺産の1つです!

ただし世界遺産としては「紀伊山地の霊場と参詣道」として登録されているので、熊野古道が世界遺産であることを知らない人も多いのでは?

熊野古道は、熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社の総称)へとつながる道のことを指します。

神社までのルートということですね!

熊野古道には以下の図のように6つのルートがあり、三重、奈良、和歌山、大阪にまたがって存在しています。

(熊野古道|新宮市観光協会 https://www.shinguu.jp/kumanokodo2 2021年6月17日引用)

「歩ける世界遺産」ですので、興味を持った方は1度行ってみるのもこの曲を深く知る経験になるかもしれません。

吹奏楽コンクールの人気曲?

この曲は毎年多くの中学や高校が演奏しています。

吹奏楽コンクールの自由曲として人気曲であると言って差し支えないでしょう!

楽譜を販売しているfoster music社でもこの曲を2019年の人気曲の1つとして挙げています。

楽譜の出版会社が人気と言っているので間違いありませんね。

https://www.fostermusic.jp/user_data/music_selection_navigator.php

この曲は中編成用ということもあって、比較的コンクールのB部門で演奏されていることが多いです。

B部門の上位大会である東日本大会で金賞を受賞している団体もあるので、この曲をしっかりと練習すれば大会を勝ち抜いていくことが可能です。

この曲が吹奏楽コンクールの自由曲だという方はぜひとも技術力や表現力を上げて金賞を受賞して欲しいと思います!

パーカッションが目立つ?

日本の「梁塵秘抄」「熊野」が題材なので、和の雰囲気は欠かせません。

「和」を表現するのに重要な役割を果たしているのが打楽器群でしょう。

スネアドラム(スナッピーOff)、和太鼓、クラベス、チャンチキなどはその代表例ですね。

和太鼓は吹奏楽では準備しにくい楽器の1つではありますが、ぜひとも用意したい打楽器です。

また、この曲は3連符系のリズムを刻むことが多いです(特にスネアドラムやシロフォンなど)。

4/4と記載されていますが、12/8として考えた方がすっきりする箇所が多くあります。

3連符ってとりにくいリズムの1つなので、苦手な人も多いのではないでしょうか?

打楽器の3連符がずれてしまうと曲が台無しになってしまうので、しっかりと練習しておきましょう!

最後に

いかがでしたか?

今回は吹奏楽曲「梁塵秘抄~熊野古道の幻想~」についてご紹介してきました。

吹奏楽曲の中でも傑作であり、人気があるのも頷けます。ぜひ演奏してみてくださいね!

ぜひ参考にしてみてくださいね!

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