福島弘和作曲の人気吹奏楽曲「桜花幻想」について解説!

突然ですが、聴いていて心地よい和風テイストの吹奏楽曲を探していませんか?

そんなあなたに、人気な吹奏楽曲の1つである「桜花幻想」についてご紹介します。

この記事では、「桜花幻想」の特徴や演奏のポイントなどに着目して解説していきます!

「桜花幻想」ってどんな曲?

「桜花幻想」は、福島弘和さんによって作曲された曲です。

福島さんは吹奏楽界を代表する作曲者の一人で、彼の代表曲である、

「ラッキードラゴン~第五福竜丸の記憶~」

「梁塵秘抄~熊野古道の幻想~」

は、一度はその曲名を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか?

この曲は、その福島さんが作曲した代表曲の1つであり、演奏される機会も多い人気曲です。

福島さんは有名な作曲者なこともあり、委嘱作品が多くあります。

この曲もそのうちの1曲で、群馬県立前橋東高校の委嘱作品として2005年の3月に作曲されました。

その際に和風な曲を注文されたということで、この「桜花幻想」はまさに和風な曲調に仕上がっています。

この「桜花幻想」という曲のタイトルからも分かるように、この曲は桜をイメージして作曲された曲です。

桜をテーマにした吹奏楽曲といえば2012年度吹奏楽コンクールの課題曲である「さくらのうた」がありますが、こちらもかなり人気の高い吹奏楽曲です。

また、桜といえば季節は春。

「春」と聞いて思い出すのが、福島さんが作曲した2019年度吹奏楽コンクール課題曲『行進曲「春」』ではないでしょうか?

いずれも春の美しさが十分に表現されていますが、ここでご紹介する「桜花幻想」はまた違った幻想的な曲です。

そして、その「桜花幻想」の譜面の特徴としては、

①「3拍子を基調とした譜面」

②「リズムが比較的複雑」

③「Solo.が多く登場」

の3つが挙げられます。

それでは特徴①からご説明いたします。

3/8や3/4が登場!

まず、この曲の特徴①は「3拍子を基調とした譜面」です。

この曲には4/4拍子も登場しますが、3/4や3/8拍子といった3拍子のリズムで演奏する時間が割と長いです。

こういう吹奏楽曲で3/4がたくさん使われているのは、なんとなく珍しめかなと思います。

テンポが速くなった中盤から3/8で進行する時間がありますが、3/8はなかなか慣れていないととっつきにくいです。

また、1小節の時間が短いため、譜面を追い損ねる事態になる可能性も高くなります(笑)

3/8拍子を正確に演奏できるようになるには、自分の頭の中で8分音符3つを刻めるようになる必要があります。

最初は難しいですが、慣れれば簡単にできるようになるので練習してできるようになりましょう!

3/8の感覚が掴めるようになれば、今回の譜面には出てきませんがより難しい5/8や7/8などに対処できるようになります。

したがって、この曲を通して3/8を練習するのもありだと思いますよ!

拍がとりにくい!

続いて、この曲の特徴②「リズムが比較的複雑」です。

この曲はグレード3.5に設定されており、この数値だけ見ると一見取り組みやすそうに見えますが、意外とリズムが複雑です。

というのも、この曲には3連符や6連符といった連符が多く登場します。

3連符や6連符は、リズムを専門としている打楽器の人たちでも苦手意識を持っていることが多いので、多くの人が拍を取りにくいと感じるのではないでしょうか?

また、冒頭部分はrit.やaccel.が何度も出てくるので、余計全体で合わせるのが難しいと思います。

加えて、小節の頭が八分休符になっているという小節が多くのパートで数多く散見されます。

小説の頭に音符がこないというのは、拍を数えるうえでも、演奏するうえでも演奏する側としては地味に嫌ですよね(笑)

自分のパートだけではなく、ほかのパートの音をよく聞くことが必要になってくるでしょう。

ただ、この曲は中盤を除けばテンポが比較的ゆっくりなので、しっかりと練習すれば必ず合わせられるようになりますよ!

個人の技術力が試される!

そして、この曲の特徴③は「Solo.が多く登場」です。

この曲には、クラリネット、オーボエ、トランペット、フルート、ティンパニ、コルネット、イングリッシュホルンのSolo.が登場します!

上記は譜面に’Solo’と記載のある楽器を羅列しましたが、その記載部分だけではなく「譜面のここではこの楽器が目立つ」というのが多々あります。

したがって、この曲は個人の技術力が試されるということができるでしょう!

特に、吹奏楽コンクールのような場ではソロ演奏は点数に直結します。

よって、少なくとも上記のパートに関しては自信をもって高い技術力を持って演奏できる奏者がいることが要求されるでしょう。

また、この曲はどちらかというと音楽表現がかなり求められる吹奏楽曲の1つと言えます。

つまり、技術と表現の両方が演奏に必要となってきます!

なので、グレード3.5だから簡単だろうと高を括っていると意外と痛い目にあいますよ(笑)

打楽器演奏のポイント

最後に、筆者がパーカッションパートということで、打楽器演奏のポイントについて少し解説します。

この曲はTimp. + Perc.5パートの計6パートあるということもあり、打楽器パートが結構重要です。

曲全体を通して、打楽器だけが別の動きをしているということもあるので、どのパートも目立つと考えて差し支えないでしょう!

その中でも、特に曲の中で目立つパートが3Toms(トムトム)です。

この3Tomsは明らかに他と違う動きをしているため、その音が直で聴いている人の耳に届きます。

全体的に叩くリズムはそれほど難しいわけではありませんが、音の入りの直前に休符が入ったりするなど入りのタイミングが厄介です。

よって、3Tomsを演奏する方は、メトロノームできっちりとタイミングを合わせる練習を何度もやることをお勧めします!

また、この曲には以下の動画の2:26秒あたりで出てくるクラベスのように、叩くスピードをだんだんと速くするという演奏の仕方が登場します。

これに関しては、譜面に記載されている音符の長さが明確に記されていないことから、きっちり均等に音の長さを変化させるというよりも、演奏は奏者の表現に委ねられると思います。

なので、指揮者の方と相談しながらどのように各音符の間隔を狭めていくか決めるのが良いでしょう!

全体として、正直パーカッション奏者的には演奏しにくいところが多々出てくるのがこの曲だと思っています。

打楽器のみでの合わせ(パート練)がしにくい曲ではありますが、メトロノームを駆使して練習に励んでください!

最後に

いかがでしたか?

今回は、福島弘和さん作曲の「桜花幻想」についてご紹介してきました。

非常に美しく、音楽表現に富んでいる曲です。

よって、演奏次第で聴いている人を感動させることができる曲だと思います。

吹奏楽コンクールや演奏会などでの演奏の選択肢に入れてみてください!

ぜひ、参考にしてみてくださいね!

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