「鳥之石楠船神~吹奏楽と打楽器群のための神話」についてガチ解説!

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吹奏楽曲「鳥之石楠船神~吹奏楽と打楽器群のための神話」について詳しく知りたいと思っていませんか?

そんなあなたもこれを見れば、この曲の背景などについて知ることが出来ます!

この記事では、「鳥之石楠船神~吹奏楽と打楽器群のための神話」について解説しながらご紹介します。

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「鳥之石楠船神~吹奏楽と打楽器群のための神話」ってどんな曲?

「鳥之石楠船神~吹奏楽と打楽器群のための神話」は、片岡寛晶さんによって作曲された曲です。

タイトルは「とりのいわくすふねのかみ」と読みます。

片岡さんは数多くの吹奏楽作品や打楽器アンサンブル曲を作曲されている人気作曲家の1人です。

ご本人が打楽器奏者であることもあり、パーカッションが目立つ曲を多く書かれています。

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この曲はまさに打楽器が非常に活躍する曲と言えますね!

片岡さんについてもっと知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

片岡寛晶さんのプロフィールや吹奏楽作品などまとめ!

「鳥之石楠船神~吹奏楽と打楽器群のための神話」はそんな片岡さんの代表作の1つです。

この曲の大きなポイントは、

・和の雰囲気にジャズの響きを取り入れているところ

・曲中に打楽器アンサンブルが入るなど、打楽器が大活躍するところ

でしょう!

和×ジャズってかなり特異な組み合わせです。また、曲中に打楽器アンサンブルが入るのも結構新鮮ですよね。

このように、この曲は他の曲と違う面白さがあります。

このような吹奏楽曲になったのはおそらくこの曲が作られた経緯にあります。

実はこの曲はもともと2006年に小鼓、ピアノ、マリンバ、打楽器の4重奏として作曲された作品で、4年後の2010年にはSaxと打楽器の7重奏として編曲されました。

そして、その1年後の2011年に出版されたのがこの吹奏楽ver.です。

つまり、この曲はもともと打楽器アンサンブルのような楽曲だったはずです。そして、Saxを入れた7重奏に生まれ変わる過程で、ジャズの要素が組み入れられたと予想されます。

この吹奏楽曲のポイントである「和×ジャズ」と「打楽器アンサンブル」は、上記のような背景に関係していると考えられるでしょう。

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「鳥之石楠船神」とは?

この曲名をはじめて目にした人は誰しも、この曲のタイトルって何て読むの?って思うはずです。

しかも、読み方を聞いて「なにそれ?神?」と思った方が多いのではないでしょうか?

「古事記」「日本書紀」のことはどこかで耳にしたことがありますよね。鳥之石楠船神はそれらに登場してきます。

「鳥之石楠船神」は、古事記では神として、日本書紀では船として描かれているようです。

神であり、船であるとかいまいちよく分かりませんが、まぁそういう世界観なのでしょう…(笑)

ちなみに、片岡さんは「鳥之石楠船神」を神様の船として捉えて作曲されています。

このような「日本神話」の世界観を表現した片岡さんの吹奏楽作品はこの曲だけではありません。

「天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)~吹奏楽のための神話」という作品も書いており、この作品は「鳥之石楠船神」の続編と位置づけているようです。

こちらの曲は完全に和のテイストの曲です。比較してみて聴いてみるのも良いでしょう!

吹奏楽コンクールの人気曲?

毎年非常に多くの学校が、この曲を吹奏楽コンクールで演奏しています。

中学や高校部門で演奏される機会が多いようです。特に学生の間で人気が高い曲と言えますね!

また、A部門(大編成)よりもB部門(小編成)の方で演奏されています。

B部門の上位大会である東日本大会で金賞を受賞している学校もあり、最近の2019年度吹奏楽コンクールでも金賞を受賞した学校がありました。

このように、この曲は上位大会に進むことが出来る力がある曲です。

しっかりと練習して技術と表現力を磨けば、上位大会に進んで金賞を受賞することも可能でしょう!

演奏効果が高い曲ですので、いろいろとこだわって練習に励んでくださいね!

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パーカッションについて!

この曲はタイトルからも分かるように、パーカッションが非常に目立ちます!

特に着目してほしいのがマリンバが活躍するところです。

途中で述べたように、この曲はもともとマリンバを含む4重奏曲として作曲されたため、マリンバの音が引き立てられる曲になっています。

マリンバの音って管楽器の音に埋もれがちで、叩いていてもマリンバの音はほとんど聴こえていないという吹奏楽曲が多いんですよね。

そんな中でもこの曲にはマリンバのソロパートがあり、マリンバがこれだけ目立つのは吹奏楽曲の中では貴重な存在でしょう。

マリンバが好き!」という人にはたまらない作品ではないでしょうか?

もちろん、この曲はマリンバだけではなくパーカッション全体が主体となる曲です。

この曲はグレード4です。グレード4というとコンクール曲なら普通くらいかなと考える人も多いのではないでしょうか?

しかし、この曲の拍は結構とりにくいものが多く、少なくともパーカッションは体感的にグレード5の曲よりも難しいと感じることもあるはずです。

また、この曲はどのパーカッションパートも欠かせないので、確実に5人以上の打楽器奏者が必要になります。

それに伴って打楽器の数も他の吹奏楽曲と比較して多いです。

したがって、吹奏楽コンクール曲として選曲する際には、

①パーカッションパートが5人以上いるのか

②(5人では1度に搬入はおそらく無理なので)楽器の搬入を頼める人が複数人いるか

などの点に注意してくださいね!

最後に

いかがでしたか?

今回は、吹奏楽曲「鳥之石楠船神~吹奏楽と打楽器群のための神話」についてご紹介しました。

この曲は人気曲であり、吹奏楽コンクールや演奏会にもってこいの曲ですので一度は演奏してみてほしいと思います!

ぜひ参考にしてみてくださいね!

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