吹奏楽の強豪校の1つとして名高い近畿大学。
その近畿大学の吹奏楽部はどんな活動をして、どれほどの成績を残しているのでしょうか?
この記事では、近畿大学吹奏楽部について詳しくご紹介していきます!
近畿大学ってどんな大学?
近畿大学は、大阪府に本部を有している私立大学で「近大」の略称で知られています。
近大といえば、まずはその大学のスケールの大きさです。
なんと、学生数は33,000人以上で全国的に第3位であり、西日本では第1位に君臨しています!
いわゆる「マンモス大学」というやつですね!
学生数がこれだけ多いのは、近畿大学が文系、理系の両方を有する総合大学であり、かつ知名度が高いことにあると言えます。
知名度が高くなった理由の1つに「近大マグロ」があるでしょう。
「近大マグロ」は近畿大学の研究チームが完全養殖に成功したクロマグロのことで、そういえばいつかにニュースなどで耳にしたなぁという人がほとんどなのではないでしょうか?
以下のようなマグロを題材にした動画作成も積極的に行っています。
「MAGROBO(マグロボ)」、「工学歴(こうがくれき)」はなかなかのパワーワードですよね(笑)
それに加えて、近年は卒業式における著名人のスピーチが有名です。
楽天の三木谷社長、iPS細胞の山中教授、キングコング西野さん…などなど多数の有名人が卒業式でスピーチをされています。
卒業式におけるゲストスピーチのいくつかはYoutubeの動画に上がっていますが、こちらの西野さんのスピーチは何と1,000万再生以上という驚異の回数です。
この動画を見たことが無いという方は、一度聞いてみると良いですよ!
このような広報の結果もあって、一般入試の志願者数も2021年度時点で8年連続全国1位だということです!
また、学生数が多いということでキャンパスは東大阪、奈良、大阪狭山、和歌山、広島、福岡と6つのキャンパスがあります。
同じ大学でも、大阪と福岡ではめちゃくちゃ距離がありますよね(笑)
このように、近畿大学は他の大学とは全く違った規模の大きさが売りと言えるでしょう!
近畿大学吹奏楽部ってどんな部活?
公式サイトを見ると、キャンパスによっていくつかの吹奏楽部(サークル)が存在しているようです(福岡から大阪へ部活をしに行くなんて無理な話なので…)。
ただし、その中で公式ホームページがあるなどメインと言えるのが東大阪キャンパスで活動を行っている「近畿大学吹奏楽部」です。
この近畿大学吹奏楽部には90人以上の部員がおり、合奏するには十分な人数がいると言えるでしょう。
2021年度の新入生用のパンフレットには、女性が43人、男性が22人との記載があり、つまり男女比はおおよそ1:2です。
総合大学の吹奏楽部でこれだけ男性がいるというのは、結構男性の比率が高いと言えるのではないでしょうか?(特に、中学、高校で共学の吹奏楽部に所属していた方なら、この男性比率はめっちゃ高いと感じるはず…。)
練習時間は、平日が17時~20時、休日が10時~15時であり、週6の練習と1日の自主練習日という感じになっています。
大学では、部活(サークル)の練習時間をあまり確保していないというところも良くあることなので、この練習量は非常に多い部類に入ると言えるでしょう。
しっかりと大学でも楽器の練習をしたいという方にはおすすめの部活と言えます!
活動内容は?
吹奏楽コンクールの出場をはじめ、定期演奏会などの演奏会の開催や各種コンサートへの出場など幅広く活動しています。
見る限り、アンサンブルのような少人数による演奏よりもどちらかというと大人数での演奏機会が多いのかなという印象ですね。
そして、なによりも他のよくある吹奏楽部と違う点はマーチングを積極的に行っているところでしょう!
これを見てくださっている方は、マーチングを経験したことがありますか?
中学や高校で吹奏楽部に入っていた人でも、「マーチングはやったことないなぁ…」という人も多いと思います。
まずは、「3000人の吹奏楽」というマーチングイベントでの近畿大学吹奏楽部による演奏の様子をぜひ見てみてください!(下記動画は2018年6月開催)
部員の約6割がマーチング初心者だということですが、本当に素晴らしいですよね!
つまり、大学入学前にマーチングを経験したことが無くても問題なく、しっかりと在学中に技術を身につけることが出来ます。
今まで座奏ばっかりだったなぁという方は、ぜひこの機会にマーチングを経験してみるのも良いでしょう!
もちろん、マーチングの演奏だけではなく座奏も優れた演奏を披露しています。以下の動画は、吹奏楽の名曲の1つである「アルヴァマー序曲」の演奏動画です。
このように、マーチングや座奏など精力的に活動を行っているので、年間の演奏活動の数はなんと約70回だとか!
年間で70回もの演奏をこなし、上記のような演奏動画から分かるように練習もしっかり積んでいることから、部員の方々が全力で吹奏楽に取り組んでいることが分かりますね!
どんな成績を残している?
その吹奏楽部が強いかどうかはやはり吹奏楽コンクールでの結果を見るのが良いですよね。
近畿大学吹奏楽部では、吹奏楽コンクールの全国大会でなんと22回もの金賞を受賞しています!
吹奏楽部に携わっている方ならこの’22‘という数字がどれほど凄いか分かるでしょう!
実は全国金賞の受賞回数が22というのは、大学の中で神奈川大学に次いで第2位となります!
全国大会への出場回数でも同様に第2位ですので、年度が変わってもコンスタントに結果を残してきたということですね。
まれに所属支部が恵まれているために全国出場の回数が多いというところもあったりしますが、近畿大学は関西支部なので、そんなことはありません。
むしろ、関西には強豪がそろっているのでそれを勝ち抜いてきたというのは本当に素晴らしいと言えるでしょう。
ただ、最近は事情が変わっており、2015年度くらいまでは関西大会における全国大会への出場枠は2枠だったのですが、その後は代表枠が1枠になってしまいました。
知っている方もいらっしゃるかもしれませんが、関西支部において非常に吹奏楽が強い大学がこちらの記事でご紹介している龍谷大学です。
2014年度以降における、関西大会の2校の結果は以下のようになります。
年度 | 近畿大学 | 龍谷大学 |
2014 | 代表 | 代表 |
2015 | 代表 | 代表 |
2016 | 金賞 | 代表 |
2017 | 代表 | 金賞 |
2018 | 代表 | 金賞 |
2019 | 金賞 | 代表 |
2021 | 銀賞 | 代表 |
代表枠が1校になってから、かなり争いが激しくなっていますよね…(正直、この2校以外にも優れた演奏をする大学もあるので尚更です)。
1枠なのが残念で仕方ありません…。
ただ、1つ気になるのが、長年近畿大学の指揮をつとめていらっしゃった森下治郎さんという方から、今年度は西田圭志さんという方に変わっています。
これは今年度だけなのか、それとも指揮の変更があったのかは定かではありませんが、今後も近畿大学吹奏楽部のコンクールの結果には期待ですね!
ここまで吹奏楽コンクールにフォーカスしましたが、それ以外にも、近畿大学吹奏楽部は何度も海外で演奏しており、海外のコンテストでも金賞の受賞経験があります。
海外でも金賞を受賞するとは、まさに世界に通用するサウンドと言っても過言ではないのではないでしょうか?
このように、大変素晴らしい成績を残していますので、大学で仲間と切磋琢磨しながら大会で賞を受賞したいと考えている方にはもってこいの部活と言えるでしょう!
最後に
いかがでしたか?
今回は、強豪校の1つである近畿大学の吹奏楽部についてご紹介してきました。
コロナウイルスの影響で、各種イベントが思うように開催されないような日々が続いていますが、定期演奏会などの演奏会が開催されるようならばぜひ生のサウンドを聴いてみたいですね!
以下に、近畿大学吹奏楽部の公式リンクを張っておきます。特に、近畿大学吹奏楽部ではYoutubeに沢山の演奏動画を上げているので、ぜひいろいろな演奏を聴いてみてください!
http://kindaiband.jp/index.html (近畿大学吹奏楽部公式ホームページ)
https://twitter.com/kinsuikindai (近畿大学吹奏楽部公式Twitter)
https://m.facebook.com/Kindai.Univ.Band/ (近畿大学吹奏楽部公式Facebook)
https://www.youtube.com/c/%E8%BF%91%E7%95%BF%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E5%90%B9%E5%A5%8F%E6%A5%BD%E9%83%A8%E5%85%AC%E5%BC%8F%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%8D%E3%83%AB/videos (近畿大学吹奏楽部公式Youtubeチャンネル)
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