大学の吹奏楽の強豪校の1つとして名高い龍谷大学。
吹奏楽に携わっている方なら、1度はその吹奏楽部の演奏動画を見たことがある人が多いでしょう。
そんな龍谷大学の吹奏楽ですが、どんな活動をしてどれほどの成績を残しているのでしょうか?
この記事では、龍谷大学吹奏楽部について詳しくご紹介していきます!
龍谷大学ってどんな大学?
龍谷大学は京都府に本部を置く私立大学で、2039年にはなんと創立400周年を迎えるという非常に伝統のある大学です。
「400年ってめちゃくちゃ歴史深くね!?」って思いますよね!
もともとこの龍谷大学は、浄土真宗の西本願寺に設けられた「学寮」から始まったそうです。
そのため、龍谷大学では浄土真宗の精神として「建学の精神」というものがスローガンに掲げられています。
今これを読んでみて、
「浄土真宗って何だっけ?なんか勉強したような気がするけれど…。」
と思った方も多いのでは?
浄土真宗と言えば親鸞ですね。(筆者も勉強したのはかなり前の記憶なので忘れていましたが…。)
龍谷大学の歴史を知りたいという方は、こちらの公式動画をご覧ください。
そんな龍谷大学ですが、この大学には主に3つのキャンパスがあり、学生数が最も多い「深草キャンパス」は京都市にあります。
京都市は府庁所在地であり、京都府の中でも圧倒的に人口の多い市町村です。
また、この市には京都府の吹奏楽コンクールが行われている「京都コンサートホール」があったり、マーチングが非常に有名な京都橘高校があったりします。
大学は大抵誰でも入れますので、そんな京都市に訪れた方は龍谷大学のキャンパスに足を踏み入れてみるのもいいかもしれませんね!
龍谷大学吹奏楽部ってどんな部活?
龍谷大学は私立大学であるということもあって、在籍学生数は2万人近くと非常に多く、部活及びサークルの数は80を超えます!
その分音楽系の団体もたくさんありますが、そのうちの1つが「龍谷大学吹奏楽部」です。
最初の方で龍谷大学には3つのキャンパスがあると書きましたが、この龍谷大学吹奏楽部は滋賀県の大津市にある「瀬田キャンパス」で主に活動しています。
京都、京都…と書いてきましたが、実は吹奏楽部の主な活動場所は滋賀県です。
京都と滋賀は隣接していますが、他のキャンパスに在籍しているようだと地味に移動に時間がかかりそうですよね…。
瀬田キャンパスには、社会学部、理工学部、農学部が設けられており、これらの学部に在籍している学生は楽に練習に参加できるかもしれません。
ちなみに、こういう普段通っている(授業を受けている)キャンパスとサークルが行われるキャンパスが違うということは結構大学ではありがちです。(地味に面倒。)
龍谷大学吹奏楽部の部員数は、なんと約190名と非常に多くの学生が在籍しています。
中学や高校と比較すると圧倒的に多いなぁと感じるのではないでしょうか?
そうなると、この多くの人数が練習する場所なんてあるんだろうか…と思いますよね。
龍谷大学吹奏楽部では、複数の練習室を使用してパート別に練習をしており、なにより合奏が行われる「総合練習場」はなんと300 m²を超える空間を有しています。
公立小中学校の教室の広さの平均が約64 m²ですから、300 m²というのはおおよそ教室5個分くらいの広さはあるということです。
これは、素晴らしい練習施設が整っていると言えるでしょう!
練習時間は、授業実施日が17:40~20:00、休校日が12:00(13:00)~17:00と、もちろん練習もしっかり確保されています。
大学でも吹奏楽を他の学生と切磋琢磨しながら技術を磨き、優れた賞を受賞したいという方にはぜひ入部をおすすめしたい吹奏楽部と言えるでしょう!
活動内容は?
龍谷大学吹奏楽部では、吹奏楽コンクールへの出場はもちろん、アンサンブルコンテストの出場やサマーコンサート、定期演奏会といった演奏会の開催をしています。
そのほか、小学生向けに開催している「吹奏楽体験スクール」やパレードにおける演奏など外部のイベントでも積極的に演奏活動を行っているようです。
このように積極的に演奏を披露しているので、2019年度にこなした本番の数はなんと55回(自主公演4回、大会5回、小規模な本番(野球応援やアンサンブルなど含む)46回)ということです!
1年間は52週間ですから、要するに平均週1のペースで本番をこなしているということになります。恐るべし…(笑)
本番の数がこれだけ多いということは、本番の演奏に慣れることが出来るため大会で本領発揮しやすくなるほか、たとえ大会に出れなくても本番で演奏出来る機会があると言えます。
2017年には、スイスのチューリッヒで行われた”World Youth Music Festival”に日本を代表して招待され、コンテスト最上位クラスで第1位を獲得したようです。
龍谷大学吹奏楽部の演奏は世界にも通用するサウンドと言えるのではないでしょうか?
この時の様子はこちらの動画でご紹介されていますよ。
最近では、2021年7月11日に「サマーコンサート2021」が無観客(Youtubeの生配信)で開催されました。
コロナウイルスの関係で有観客で開催することが出来ないのは非常に残念なことではありますが、開催できたということは素晴らしいですね。
8月28日にアーカイブの動画が公開されましたので、以下の動画で演奏の様子を見ることが出来ます。
普段は入場料の関係で演奏を聴きに行くのが憚られているという方は、ぜひともこの機会にサマーコンサートの演奏を聴いてみてください!
来年には有観客での演奏が可能で、生で演奏を聴くことが出来るという状況になっていると良いですよね…!
どんな成績を残している?
龍谷大学吹奏楽部は、全日本吹奏楽コンクールの全国大会で金賞を12回受賞しています!
吹奏楽をされている方なら分かると思いますが、全国金賞を取るというだけでもめちゃくちゃ大変なのに、それを2桁回数達成しているというのは凄いの一言ですよね!
特に、関西大会は強豪がそろっているので勝ち抜くことがめちゃくちゃ大変なのですが、それを何度も勝ち抜いているというのは本当に素晴らしいです。
指揮者は若林義人さんという方で、この方が何度も龍谷大学を全国へと導いています。
部員は年を追うごとに変わりますが、それでもコンスタントに成績を残すというのはそれだけ指導が優れていることだと言えるでしょう。
執筆時点では2021年度の関西大会が終了したところですが、今年度も金賞・代表を受賞して全国大会への出場を果たしています!(追記:2021年度も全国金賞を受賞しました!)
また、活躍は吹奏楽コンクールだけにとどまらず、アンサンブルコンテストでは直近の6大会連続で全国金賞を受賞しています。
全体的に技術が高い方々ばかりであるにもかかわらず、その中から数人が選抜されてアンサンブルコンテストに出るというわけですから、強いのも納得です…!
最近は、クラリネット4重奏での全国金賞が多いようです。
このような優れた環境で演奏の練習を積んでいけば、卒業するころには相当の技術がついていそうですね!
最後に
いかがでしたか?
今回は、吹奏楽の強豪校の1つである龍谷大学の吹奏楽部についてご紹介してきました。
龍谷大学吹奏楽部では、Youtubeに沢山の演奏動画を上げていますので、ぜひともいろいろな演奏を聴いてみてください!
優れた演奏を聴くことで得られることもきっとあるはずですよ!
以下に、龍谷大学の公式リンクを張っておきますのでさらに詳しいことはこれらをチェックしてみてくださいね!
https://ryukoku-windmusic.com/ (龍谷大学吹奏楽部公式ホームページ)
https://twitter.com/ryu_windmusic (龍谷大学吹奏楽部公式Twitter)
https://www.facebook.com/ryukoku.windmusic/ (龍谷大学吹奏楽部公式Facebook)
https://www.youtube.com/channel/UCoHRBmbFcZa8IHWk2u5cTgw (龍谷大学吹奏楽部公式Youtubeチャンネル)
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