吹奏楽を大学から始めてみようかなぁ…と思っている人もいるでしょう。ただ、実際どんな感じなんだろうなぁと気になることも多いですよね。
そんなあなたに、吹奏楽部(サークル)に入る上で知っておいて欲しいことがあります。
この記事では、大学から吹奏楽を始める人に向けて有益な情報をご紹介していきます。
どの楽器を選ぶか?
吹奏楽に入ったら、フルートやクラリネットなどの木管楽器、ホルンやトランペットなどの金管楽器、コントラバス、パーカッションのいずれかから担当する楽器を選択することになります。
まぁ、「吹奏楽に入ってみたいなぁ~」と思ってこれを見てくれている方の多くは、「この楽器を演奏してみたい!」と思っている楽器が少なからずあるでしょう!
おそらくですが、木管楽器か金管楽器を想像しているのではないかなぁと思います。
まず、木管楽器の特徴ですが、金管楽器よりも比較的音を出しやすいです。したがって、楽器体験をして音を出せる達成感を感じることが出来るのは木管でしょう!
ただ、木管楽器は比較的人気がある楽器が多いので(特にフルートやサックス)、経験者に枠をとられてしまう可能性が割とあります。
それに比べて、金管楽器はまず音を出すことが比較的難しいところがあります。人を選ぶと言っても良いかもしれませんね。ただ、逆に言えば、音を出すことが出来れば自分に合っていると思えるでしょう!
金管は、楽器によって人気に差があります。トランペットは人気なイメージがありますが、希望者が少ない(急募をかけている)パートが大抵あるはずです。
コントラバスは、楽団の楽器を使用することになるので人数が制限されます。したがって、経験者が入る場合が多いですね。
最後にパーカッションですが、筆者はパーカッションなので他のパートよりも少し長めに語らせてください(笑)
パーカッションはいかが?
多くの団体はパーカッションに人数が足りていないという場合が多いです。したがって、初心者でも入りやすいパートと言えます。
なぜかというと、パーカッションは割と人気がないからです…(笑)
これは、おそらく他の楽器と比べて初めて楽器に触れたときに、音を出せるという喜びが薄いこと、基礎練にあまり面白さを見出せないことが原因かもしれません。
しかし、これらを感じるのはあくまで楽器を始めたばかりのときなんですよ。
長期的に見れば、様々な打楽器を演奏することが出来るので飽きないし、とても奥が深い。1年くらい取り組めば、絶対に「パーカッション選んで良かったぁ~」となれるはずです!
また、個人的にパーカッションの醍醐味は「打楽器アンサンブル」にあると思っています。打楽器アンサンブルは、打楽器のみによる演奏です。
多くの吹奏楽団体は少人数による演奏である「アンサンブル」をやることになりますが、このアンサンブルの中で1番かっこよくて楽しいのは打楽器アンサンブルです。これは異論はないはず…!
なぜなら、打楽器アンサンブルと吹奏楽とは全く違うからです。つまり、打楽器アンサンブルという「非日常」を楽しめます。
興味があれば、例えばこちらの記事でご紹介した打楽器三重奏を見てください!
パーカッションを選択することをぜひとも視野に入れて欲しいなぁ~と個人的に思います(笑)
吹奏楽部(サークル)に入る上で確認しておくことは?
吹奏楽に入る上で確認しておきたいことがあります。
特に以下の3つの点は今後活動する中で非常に重要な事柄となるので、入る前にぜひ見ておいてください。
予めこれらを知っておくことで、なんか違うなぁと後悔せずに済むでしょう!
コンクールに出場するか?
吹奏楽には、吹奏楽コンクールという夏の大会があります。コンクールでは、各団体の演奏に複数の審査員が点数がつけ、その合計点で金賞、銀賞、銅賞が付与されます。
地区大会から全国大会まであり、金賞かつ代表に選ばれることによって上位大会(最終的には全国大会)に進むことが出来ます。(大学の強豪校はこちら)
吹奏楽に入りたいと思っているならまず、この吹奏楽コンクールに出場する団体かどうかを確認することが重要です。
なぜなら、大会に向けて練習するか、演奏会に向けて練習するかでその団体の熱量は全く異なるからです。例年、コンクールで良い賞をとっている団体ほど厳しい練習が待っている傾向があります。
また、吹奏楽コンクールの地区大会の日程が7月下旬から8月上旬にかけてであり、期末試験の日程と被るでしょう。
大会前に毎日練習は普通ですから、結果的に試験勉強の時間はかなり制限されることになります。
特に楽器を春から始めるという人で、コンクールに必然的に出場するという場合は相当部活(サークル)に時間をとられます。
だから、ぜひとも入りたい吹奏楽団体がコンクールに出場するか否かは確認しておきましょう!
どんな曲を演奏しているか?
ほとんどの団体は毎年演奏会を開いており、曲を演奏しています。
確認して欲しいのは、自分が入りたいと思っている団体が過去の演奏会でどんな曲を演奏していたかです。
今の時代、どの団体も大抵SNSで演奏会のポスターや曲目などを発信しているので、過去のSNSを見ればどんな曲を演奏してきたかを知ることが出来ます。
曲目が見つかったら、その曲を検索にかけてみてください。例えば、楽譜の販売サイトなどで、その曲の難易度(グレード)を知ることが出来ます。
調べてみて、グレード3~4+の曲が多い場合は、比較的練習に取り組みやすいです。ある程度練習を積めば、初心者でも演奏会で堂々と演奏出来るできるはずです。
しかし、演奏している曲目の多くがグレード5やグレード6という場合は、かなりその楽団はレベルが高いです。相当の練習をすることになるでしょう。
このように曲のグレードを見れば、どのくらい練習することになるか、技術力をどれだけ磨くことになるかなどが分かります。
また、Youtube上に演奏動画があればぜひ聴いておきましょう。意外と、演奏動画を上げている団体も多いですよ!
練習日時は?
確認している人も多いでしょうか、勉強やバイトなどの両立をする上で非常に重要になってきます。
基本的に、吹奏楽部(サークル)は1週間の練習回数が割と多いでしょう。もちろん、高校の部活と比べれば少ないですが、他のサークルと比べて相対的に多いです。
特に、演奏会や大会の直前は大抵毎日練習することになります。
したがって、部活(サークル)にかなりの時間を割くことになるのは間違いないでしょう。
ということで、もしかしたら学業との両立が不安な方もいるかもしれませんね。
でも、筆者は理系で、沢山の実験レポートを書く必要がありましたが、何とかなりました。頑張って書けば成績で最高評価をもらうことも可能です。
時間はいくらでも捻出することが出来ます。
心配なら空いている時間に、「レポートにどんな内容を書こうかな…」と考える癖をつけておけば大丈夫でしょう。
ですから、学業との両立について入る前から過度に心配する必要はないですよ!
吹奏楽に入るメリットは?
やはり、何かをするとなるとそれを促す動機があると良いですよね。
吹奏楽に入ることはメリットがあります。その中でも、今後の人生において必ず役立つであろうメリットについてご紹介していきます!
人間関係が広がる
吹奏楽は団体活動なので、普通に活動すれば部(サークル)の多くの人と交流することになります。
コロナ禍で人間関係が希薄になりつつあるこの状況では、非常に嬉しいことです。また、同じ学科の人がいれば、さらに仲良くなることが出来るでしょう!
加えて、自分が所属するパートの人とは長時間一緒に過ごすことになるので、先輩、同級生、後輩問わず、一層仲良くなることが出来ます。
同じパートということは、共通の趣味を持つ仲間ですから、大学卒業後も繋がれる素敵な出会いとなり得ますよ。
大学において重要なのは、人間関係ですからぜひ吹奏楽部(サークル)に入って、人間関係を広げて欲しいです!
過去問、過去レポートを手に入れられる
邪道ですが…。
吹奏楽は大学の部活(サークル)の中でも割と人数が多い団体に分類されます。したがって、自分と同じ学科の人がいることが多いです。
また、OB、OGと関わる機会が多く、彼らから情報を得ることが可能です。
その結果、過去問を得られる可能性が非常に高いでしょう。
大学の試験において過去問はかなり役に立ちます。なぜなら、過去問と類似した問題を試験で出す教授が多いからです。
それに、過去レポートを手にすることが出来れば、内容のアイデアを得られたり、有用な参考文献を知ることが出来ます。
時間の節約にもなる、過去問と過去レポートを手に入れられる可能性が高いので、これだけでも吹奏楽に入る価値は割とあるでしょう(もちろん、これを目的にするのはよくありませんが…)
楽器演奏は卒業後も趣味(特技)になる
楽器演奏は、スポーツと違って年齢を問わず出来る趣味です。したがって、大学卒業後も1つの趣味としていつまでも持ち続けることが出来ます。
楽器演奏が趣味となれば、良いストレス発散方法となるでしょう。
また、楽器を演奏出来るというのは割と希少価値です。楽器を演奏できるって誰しもが出来ることじゃないですからね。
特に、吹奏楽で扱うようなピアノ以外の楽器となれば尚更です。よって、誇れる特技になると言えるでしょう!
1つのスキルを身につけると思って吹奏楽に入ってみるのも良いと思いますよ!
最後に
いかがでしたか?
今回は、大学から吹奏楽を始める人が知っておきたい情報について解説してきました。
音楽について詳しくないので心配…という人もいるかもしれませんが、練習していけば必ず楽器を演奏できるようになるし、リズム感などもついてきます。
世界的に活躍するプロでさえ、最初は初心者だったわけですから何も心配する必要はありません。とりあえずやってみるということが大事ですよ。
楽器演奏はとても楽しいので、興味があるならぜひとも入ってみましょう。素晴らしい未来が待っていますよ!
ぜひ参考にしてみてくださいね!
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