[吹奏楽の巨匠]淀工・丸谷明夫先生の指導法や名言まとめ!

スポンサーリンク

吹奏楽界では伝説の指導者として有名な、丸谷明夫さん。

丸谷先生は、厳しくも愛情あふれる熱心な指導で数々の名誉を残してきました!

吹奏楽をしている人なら知らない人はいないのでしょうか?

今でも多くの人から愛される丸谷先生について、この記事では詳しくご紹介していきます!

スポンサーリンク

丸谷明夫先生が「すごい」と言われる理由

(avex classicsより引用 https://avex.jp/classics/artists/detail.php?cd=CMARU)

プロフィール

氏名:丸谷明夫

出生:1945年9月5日 滋賀県

職業:大阪府立淀川工科高等学校教諭・吹奏楽部顧問

愛称:丸ちゃん

丸谷先生は吹奏楽の指導者として有名ですが、実はもともとはなんと電気工学を教える先生です。

『えっ?音楽系の先生じゃないの?』と思いますよね。

実は、丸谷先生は実は音楽系出身ではなく、工業高校出身です!

吹奏楽の名指導者として知られている多くの方は、いわゆる音大を出ていることが多いです。

そうでないとしても、音楽の先生ということがほとんどなんですね。

そういうことを考慮すると、丸谷先生の経歴はまさしく異例であると言えます!

そして、丸谷先生の経歴がこちら。

・全日本吹奏楽コンクール通算41回出場、32回金賞受賞 (国内最多)

・全日本マーチングコンテスト23回出場、23回金賞受賞

・大阪文化賞受賞

・全日本吹奏楽連盟元理事長

・淀川工科高校名誉教諭 など

こちらの経歴からも、丸谷先生がすごいと言われる所以が分かるでしょう!

スポンサーリンク

淀工吹部の指導者としての丸谷先生

淀川工業高校と言えば、吹奏楽界の中でも屈指の強豪校として有名です。

ですが、実は初めから強豪校だったというわけではありません。

実は、丸谷先生が淀工吹部の指導者として着任した当時の1964年は、部員が数えられるほどしかいなかったそうです。

吹奏楽をやるにはやはりそれなりの人数が必要なので、部員が数人しかいないという状況から全国大会への出場というのは夢のまた夢のような気がしますよね。

先ほど書いたように、丸谷先生は音大出身ではないため、音楽理論や指導法なども独学で学んだそうです。

そして、そこから10年後の1974年についに初の全国大会出場を果たします!

部員が非常に少ない状況から、全国大会へと導くのはやはり名指導者と言えますよね。

そこからは先にも書いたように淀工の快進撃が始まります。

・1975年に初めての全国金賞受賞

・80年代は84年以外の毎年全国金賞

・2000年代以降、丸谷先生退任の2019年まで毎年全国金賞受賞(不出場除く)

これだけ強い淀工なのですが、実は入部時の半分は初心者なんです!

意外ですよね!

やはり工業高校ということで男子が多いからか、初心者が他の高校よりも多いと考えられます。

初心者となると、部活が嫌になってしまって退部してしまう人がどうしても多くなります。

特に、強豪校となると練習がハードなのでなおさらでしょう。

丸谷先生は、そのような1年生が辞めないように上級生との対話を中心に勧誘でも工夫をしています。

こちらの動画は、かなり昔に撮影された動画ではありますが、淀工や顧問としての丸谷先生の様子が分かるので、ぜひ見てみてほしいと思います!

スポンサーリンク

丸谷明夫先生の指導法

丸谷先生の指導は、厳しくも愛のある指導として知られています。

生徒と本気で向き合い、本気で怒り、本気で笑い…という熱血的な指導者です。

こちらの動画を見るのが、丸谷先生の人柄や指導がどのような感じなのか早いと思います!

いかがでしょうか?

「こんな指導を受けてみたい!」と思ったのではないでしょうか?

それか、もしかしたら「恐い」という印象を受ける人もいらっしゃるかもしれませんね。

確かに、丸谷先生からは時に容赦ない言葉が飛ぶこともあります(笑)

ですが、ただ叱るということはせずにその後フォローをしたり、面白いことを言ったりなど、空気が悪くならないような工夫もされています。

そこには、生徒のモチベーションを高め、成長してほしいという想いを感じ取れるんですよね。

「緊張」と「弛緩」

この使い分けが優れていることが、丸谷先生の指導の特徴と言えるのではないでしょうか?

生徒自身も丸谷先生の想いを感じ取り、自主的に練習に励みます。

『丸谷先生が生徒のモチベーションを高め、生徒は先生の要求に応えられるように自主的に努力する』

このサイクルこそ、淀工が強豪校として君臨してきた秘訣と言えるでしょう!

スポンサーリンク

丸谷先生の追悼

丸谷先生は、2021年12月7日に天国へと旅立たれました。

この報道は多くのメディアで報じられました。

吹奏楽界でも、多くの方が丸谷先生に対してコメントを残されています。

また、Youtube上にもこちらの動画のように、丸谷先生を追悼するための多くの動画が上げられました。

とてもいい動画ですので、ぜひ見てみてほしいなと思います。

また、

「丸谷明夫先生ありがとう」

と題して、丸谷先生を送る会が大阪城ホールで開催され、約300人による合同演奏で丸谷先生の追悼が行われました。

このことからも、本当に多くの人から愛されてきたということが分かりますね!

現在の淀工吹部

丸谷先生が顧問を退任してから、現在は淀工吹部は出向井誉之さんが指揮をとっていらっしゃいます。

今でも、淀工は強豪校の1つで間違いなく、演奏のレベルも高いです。

こちらの動画は2023年に開催された淀工のマーチング演奏動画で、淀工はマーチングも強いのでぜひ聞いてみてほしいと思います!

ただ、現在は現役の生徒で丸谷先生の指導をうけたという生徒は1人もいません。

しかし、出向井先生は淀工吹部のOBであり、丸谷先生の教え子ということで、丸谷先生の指導がこれからも受け継がれていきそうですね!

吹奏楽コンクールについて、惜しくも直近の2大会では全国大会への出場を逃しており、今は新しい淀工としてのまさに過渡期にいます。

また、再度新たな「淀工サウンド」を全日本吹奏楽コンクールで聞けることを楽しみにしたいところです!

最後に

いかがでしたか?

今回は、伝説の指導者である丸谷明夫さんについて、経歴を含めてご紹介してきました。

丸谷先生の魅力や愛される理由が伝われば、この記事を書いた意味があったと感じています!

最後に、ここに謹んで哀悼の意を表し、丸谷先生のご冥福を心からお祈り申し上げます。

スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA