[2023年度最新]吹奏楽コンクール全国金賞の強豪高校はどこ?

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2023年度の吹奏楽コンクールも終わり、全国金賞を受賞した高校が出揃いました!

いずれの団体も素晴らしい演奏ですが、その中でも9校が金賞を受賞しています。

この記事では、全国金賞を受賞した計9校について解説を交えてご紹介していきます!

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東海大学高輪台高校

東海大学高輪台高校は、東京都・東京支部代表の高校です。

このブログでは何度も『強豪校』としてご紹介している高校の1つで、チング・吹奏楽コンクールの両方で結果を残す高校です!

マーチング(吹奏楽)における強豪高校はどこ?(後編)

実は今年の全国大会では演奏順が1番だったのですが、「朝イチ」比較的不とよく言われます。

その理由として、

・会場が温まっていないため、音が響かない

・審査の基準となる演奏で、審査員が高評価を出しにくい

・演奏者のコンディションが整わない

などがあります。

実際、高校の部の朝イチで全国金賞を勝ち取ったのはなんと10年ぶりの快挙です!

今回で12回目の全国金賞となり、さすが地力がある吹部という印象でしょう!

演奏曲について、今年高輪台高校が演奏した曲は、

課題曲Ⅰ 『行進曲「煌めきの朝」』

自由曲 『アウレア・レゲンダ』(福島弘和)

でした。

「朝イチで全国金賞」という過酷なミッションも達成した高輪台高校。

今後もとても楽しみな1校です!

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大阪桐蔭高校

続いてご紹介するのは、大阪府・関西支部代表大阪桐蔭高校です。

大阪桐蔭高校の吹部は、紅白といったテレビ出演YOASOBIといった著名人とのコラボなど活動の範囲が幅広いのが特徴的です!

またYoutube動画の登録者も2024年4月時点で約16万人と非常に多く、よって全国の吹部の中でも屈指の人気を誇っていると言えるでしょう!

ただ、こういった「大衆向け」の演奏だけではなく、吹奏楽コンクールでもガチなのがこの大阪桐蔭高校のすごいところ。

全国大会へ14回もの出場回数を誇り、6回の全国金賞受賞を達成しています!

また、今年は、

課題曲Ⅲ 「レトロ」

自由曲 『ブリュッセル・レクイエム』 B・アッペルモント

をコンクールで演奏していました!

ちなみに、サムネにもあるように『管楽合奏コンテスト』ではこの曲で最優秀賞を獲得しているなど、非常にクオリティが高いです!

ぜひ、一度聴いてみてほしいと思います!

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玉名女子高校

続いて、玉名女子高校は、熊本県・九州支部代表の高校です。

近年、無類の強さを誇っているのがこの玉名女子高校

2012年に全国金賞を獲得して以降、翌年の欠場とコロナによる中止を除くとなんと10大会連続の全国金賞となります!

まさに最強の吹部といっても過言ではないでしょう!

その強さの秘訣はやはり『寮生活』

部員全員が入寮し、24時間一緒に行動することで絆を深めて吹奏楽三昧の生活を送ることができるのだとか!

また、朝5時起床携帯電話禁止などの中々厳しいなと感じる情報もあります。

吹奏楽に本気になれる生活環境が整っているので、このような素晴らしい結果を残せるのも納得といえるでしょう!

ちなみに、今年の演奏曲は、

課題曲Ⅰ 『行進曲「煌めきの朝」』

自由曲 『Crossfire 2023 ed. – November 22 J.F.K』 樽屋雅徳

でした。

全国金賞受賞の連続記録をどこまで伸ばしていけるのか、今後も期待ですね!

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柏市立柏高校

柏市立柏高校は、千葉県・東関東支部代表の高校です!

千葉県は強豪校揃いの全国屈指の激戦区であることで有名で、その一角を担うのがこの柏高校

全国大会への出場回数はなんと33回!

全日本吹奏楽コンクールで見ない年はないんじゃないかというくらいの強豪校です!

その吹部を創部以来率いていたのが石田修一さんだったのですが、実は今年から指揮者が変わり緑川裕さんという方に変わりました。

吹部で指導者が変わった経験があるという方は分かると思うのですが、指導者が変わるだけで方針とか曲の演奏が変わりますよね。

特に今年は、数年前の部員270人以上と比較して半分以下の約110人しかいなかったということもあり、例年通りにはいかなかったと言えるでしょう。

それでも、しっかりと全国金賞を受賞しているのは、それだけ技術力があり、かつ指導も優れていたということでさすがですよね!

ちなみに今年は、

課題曲Ⅲ 「レトロ」

自由曲 「とこしえの声~今ここに立つ母の姿~」 樽屋雅徳

を演奏していました。

これからの『新生イチカシ』としての活動が楽しみですね!

春日部共栄高校

春日部共栄高校は、埼玉県・西関東支部代表の高校です!

この高校は毎年全国大会に出場しているものの、あと一歩のところで全国金賞に手が届かないというのがここ近年続いていました。

そして、今年ついに13年ぶりの全国金賞の快挙を果たしました!

実は、春日部共栄高校吹奏楽部の指導者は女性です。

しかも、着任された当時(2015)は何と26歳だったということで、非常にお若いですよね!

このような吹奏楽の顧問としては異例の経歴を持つ織戸祥子さんですが、もともと指導者の経歴がなく、いきなり強豪の吹奏楽の顧問を務めることになったそうです。

この状態からしっかりと前任者の音作りを引き継いで、最終的にこのような結果を残すことができるのは素晴らしいですよね。

この高校の同時の練習方法が『打ち合わせ』

生徒同士が意見を交換し合うことで、各々がしっかりと自分たちで考えて音作りができる環境を整えてきたんですね!

この練習方法を参考に、練習するときは指導者のいうことをただひたすら受け入れるような受動的な練習ではなく能動的な練習を心掛けたいです。

今年度の吹奏楽コンクールはこの動画でご紹介されているように、

課題曲Ⅰ 『行進曲「煌めきの朝」』

自由曲 『楽劇「サロメ」より 7つのヴェールの踊り』 R.シュトラウス(中村睦郎)

でした。

ついに全国金賞を果たした春日部共栄高校の今後の活躍が楽しみです!

東海大学菅生高校

続いて、東京都・東京支部代表である東海大学菅生高校をご紹介します!

実は、東海大学菅生高校は2018年大会で初の全国金賞を受賞して以来、今年で5連続の金賞受賞を達成するという名門校です。

東京支部は強豪がひしめく激戦区といわれており、『6強』とも呼ばれる強豪が集まっています。

(『6強』…八王子高校・高輪台高校・菅生高校・片倉高校・駒澤大学高校・杉並高校)

東京支部から全国大会に進めるのは2校ですので、非常にハイレベルな戦いが繰り広げられることで有名です。

実際、東京大会を勝ち抜いた2校がどちらも全国金賞を受賞していることからもわかるでしょう!

この吹部を率いているのが、加島貞夫さんで1988年の創部以来ずっと指導者を務められています。

2018年で初の全国金賞というわけですが指導者が変わったわけではなく、創部してから着々と実力をつけてついに2018年で完全開花したということになりますね!

そんな東海大学菅生高校の今年度の演奏曲は、

課題曲Ⅲ 『レトロ』

自由曲 『ドラゴンの年(2017年版)』 P.スパーク

昨年度は、同様にP.スパーク作曲の『宇宙の音楽』を演奏して全国金賞を獲得していたので、バンドの音楽にP.スパークの音楽があっているのかもしれません!

こちらの演奏動画は5月時点での演奏ということで、吹奏楽コンクールまでまだ時間がある状態にもかかわらず、すでに完成度が高いです!

ぜひ、聴いてみてくださいね!

千葉県立幕張総合高校

続いてご紹介するのは、千葉県・東関東代表千葉県幕張総合高校です。

幕張総合高校は千葉県の強豪校として知られる一方で、近年はあと一歩のところで全国大会への出場を果たせないということが続いていました。

しかし、今年度はついに10年ぶりに全国大会の舞台に戻ってきて、そして勢いそのままに全国金賞受賞を果たしました!

先ほどは千葉県も激戦区という話を出しましたが、これだけの名門校が全国に行けていなかったというのはやはりハイレベルということを表していますね。

幕張総合高校の特徴は、吹奏楽部ではなく『シンフォニックオーケストラ部』、すなわち弦楽器を含めた管弦楽団だということです。

吹奏楽コンクールでこれだけの実績を残せる管弦楽団は、全国を見てもほとんど類を見ないのではないでしょうか?

オーケストラと吹奏楽は似ているようでだいぶ違いがありますから、管弦楽団として活動しながらも吹奏楽コンクールで結果を出すという両立ができているのはすごいですよね!

メディア露出も多く、またアニメにもなった『青のオーケストラ』のモデルにもなるなど活躍の幅をどんどん広げています。

そんな千葉県幕張総合高校の演奏曲は、

課題曲Ⅰ 『行進曲「煌めきの朝」』

自由曲 『バレエ音楽「ダフニスとクロエ」第2組曲より 夜明け、全員の踊り』 P.スパーク

でした。

こちらの動画は、『第29回全国高等学校選抜オーケストラフェスタ』で演奏された『交響組曲《シェヘラザード》Op.35 第4曲』です。

普段、吹奏楽曲しか聴かないという方も、ぜひこの機会にオーケストラ曲を聴いてみてほしいなと思います!

岡山学芸館高校

続いて、岡山県・中国支部代表岡山県学芸館高校についてご紹介します!

近年、毎年のように全国大会に出場しており、今年度でなんと6大会連続の全国金賞を達成した中国支部の名門校です。

『学芸館らしさ』は笑顔になってもらえるサウンドと顧問の中川重則さんが語るように、楽しさが伝わるのが岡山学芸館の魅力です。

こちらの吹奏楽の人気曲でもある『宝島』の演奏からも伝わります。

実際、こちらの再生回数は現時点で30万近くであり、多くの人を魅了していることが分かりますね!

このように楽しくのびのびと練習できる環境が整っていることが、高い技術力と素晴らしい結果につながっていると言えるでしょう!

その岡山学芸館高校吹奏楽部ですが、今年のコンクールにおける演奏曲は、

課題曲Ⅰ 『行進曲「煌めきの朝」』

自由曲 『アルメニアン・ダンス パートⅡ』 A.リード

でした。

こちらのYoutubeチャンネルでは、2023年の吹奏楽コンクールでの演奏の一部を全校紹介しているのですが、そのほとんどの再生回数が数千回です。

一方、こちらの岡山学芸館高校の動画だけ現時点で約5万回と明らかに他より1桁多い再生回数を誇っています。

それだけこの演奏が優れており、聴く人を魅了すると言えますね!

精華女子高校

最後にご紹介するのは、福岡県・九州支部代表精華女子高校

全国大会へ25回出場し、15回もの全国金賞を受賞している九州を代表する名門高校です。

マーチングが強い高校という印象が強い方も多いのではないでしょうか?

実際、マーチングコンテストで毎年華々しい結果を残している一方で、吹奏楽コンクールでもこのように結果を残すというようにマーチングと吹奏楽の両立を成し遂げている高校です。

マーチング(吹奏楽)における強豪高校はどこ?(前編)

前任者だったのが『吹奏楽界のカリスマ』とも呼ばれる藤重佳久さんで、創部以降だんだんと力をつけていって今の強い精華女子の吹奏楽部が誕生しました。

そして、現在顧問を務める櫻内教昭さんにバトンが渡されてからもその強さは健在です!

その強さの秘訣は『マーチングと座奏の両立』

一見大変そうな両立ですが、例えば課題曲のマーチを演奏する際にも実際に体を動かしながら演奏をすることでテンポ感が体にしっかりと身につくそうです。

体を動かしながら演奏というのは、なかなか簡単に真似できるような芸当ではありませんが、少しやってみてもいいかもしれませんよ!

精華女子の今年の演奏曲は、

課題曲Ⅰ 『行進曲「煌めきの朝」』

自由曲 『ガレア・エト・ベルム~スケルテ・ヴァン・アイスマの知られざる物語~』 J.デ=ハーン

でした。

ぜひ、精華女子の真髄でもあるマーチングを見てみてほしいです!

最後に

いかがでしたか?

今回は、2023年度の全日本吹奏楽コンクールで金賞受賞を果たした強豪高校についてご紹介してきました!

いずれの高校もそれぞれのカラーを持っており、とても魅力的ですね!

ぜひ、これらの学校の演奏を参考にして日々の練習に取り組んでみてくださいね!

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