[まとめ]吹奏楽コンクールの九州支部における強豪高校はどこ?

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吹奏楽部の大きなイベントといえば、やっぱり吹奏楽コンクールですよね!

吹奏楽コンクールでは、11の支部に分かれて全国大会への切符を争いますが、全国大会への出場枠が最多の支部はどこかご存じですか?

実は、現在は九州支部が最多の4枠なんです!

出場枠は学校数で決まるので、それだけ争いが激しくなり、結果として支部大会のレベルも高いということができます。

今回は、そんな毎年ハイレベルな戦いを繰り広げている九州支部の強豪高校についてご紹介していきます!

玉名女子高校

まずは、全国屈指の強豪校!熊本県に位置する玉名女子高校です。

最近、日本テレビの番組である「笑ってコラえて!」「吹奏楽の旅2022」というコーナーで密着取材されているので、見た方も多いのではないでしょうか?

番組を見た方ならご存じかもしれませんが、マーチングと吹奏楽コンクールの両方をこなすハイスペックな吹部です。

そんな玉名女子高校吹奏楽部ですが、なんといっても全日本吹奏楽コンクールでの成績がマジで半端ないんです。

具体的には、2021年度の時点で7大会連続の全国金賞を獲得しています!

これほどの結果を残しているのは、全国で見てもほとんどありません。

このような素晴らしい結果を残しているのは、吹奏楽に対してそれぞれが真摯に向き合っている結果と言えますね。

こちらには、その指導を行っている顧問である米田真一さんのインタビュー記事が載っています。

https://jp.yamaha.com/products/contents/marching/journal/interview/2020/tamana_j.html

米田さんの考え方やマーチングに対する思いなどが読み取れるので、ぜひ読んでみてください!

今年度の様子は「笑ってコラえて!」で放送されると思うので、今後の放送を楽しみにしましょう!

精華女子高校

続いてご紹介するのは、福岡県に位置する精華女子高校です。

「精華女子」という名前は、吹奏楽部の人なら多くの方が知っているのではないでしょうか?

精華女子高校といえば、

「宇宙の音楽」

「華麗なる舞曲」

「ブリュッセル・レクイエム」

など、グレード6である吹奏楽の中でも屈指の難曲を吹奏楽コンクールでハイレベルに演奏することで知られています。

こちらはその1曲である「華麗なる舞曲」の音源ですが、上手すぎて聴いていてマジで気持ちいいです。

吹奏楽コンクールの実績ですが、2021年度時点で全国大会に23回も出場し、2005年以降は全国大会に出場しては必ず金賞を受賞するという驚異の成績を残しています!

そんな精華女子高校吹奏楽部の指導者として、よく知られている方がいらっしゃいます。

それが吹奏楽のカリスマと称される藤重佳久さんです。

https://twitter.com/fugu1228a (藤重さんのTwitter)

藤重さんが就任されて以来、着実に力をつけていき、強豪校の1つとして名を挙げるようになりました。

2015年以降は藤重さんに代わり、以前より精華女子に勤務されていた櫻内教昭さんが指導者を務められています。

指導者が代わった現在も精華女子は圧倒的な力を見せつけており、全国大会の常連として活躍しています。

このことから、櫻内さんの指導も優秀ということができるでしょう!

その櫻内さんに対する下記のインタビュー記事では、指導の工夫などについても記載されているのでぜひこの機会に読んでみてください!

https://jp.yamaha.com/products/contents/marching/journal/interview/2021/seika.html

鹿児島県立松陽高校

続いてご紹介するのは、鹿児島県立松陽高校です。

松陽高校は、2019・2021年度大会のここ2大会連続で九州支部代表として全国大会への切符を獲得しています!

以前から九州大会で金賞を受賞していた松陽高校ですが、あと一歩のところで惜しくも代表を逃すというのが続いていました。

しかし、2017年に指揮者が立石純也さんに代わり、その2年後には2006年以来の全国大会出場を果たしました!

実は、この2006年吹奏楽コンクールにおける指揮者も立石さんだったということで、その指導がいかに優秀なのかが分かりますね。

また、昨年度に鹿児島放送の番組で松陽高校吹奏楽部が取り上げられたようで、その時の動画がYoutube上にあげられていました!

この動画の中で特に着目していただきたいのが、ディスカッションです

あえてこういう話し合いの場を設けている吹部は意外と少ないのではないでしょうか?

誰かから意見をもらうことによって、自分では気づかなかった課題を見つけられたということはよくあります。

他の部員に聴いてもらうというのは今すぐにでもできることなので、ぜひとも取り入れてみてください!

以下の動画は、ニュースで取り上げられた松陽高校吹奏楽部の演奏会の様子です。

ぜひ見てみてくださいね!

活水中学校・高等学校

次にご紹介するのは、長崎県に位置する中高一貫の女子校、活水中学・高校(以下、活水高校)です。

玉名女子・精華女子・活水高校といずれも女子校ということで、九州地区は女子校がとても強いんだなぁと感じますよね。

実は、活水高校は2009年、2010年においては長崎県大会銅賞と、以前はコンクールでなかなか活躍できずにいました。

しかしながら、2015年に先ほどご紹介した藤重佳久さんが就任され、なんとその就任1年目で全国大会初出場を飾りました。

指導者でそんなに変わるの!?って感じですよね。

その活躍は書籍としても出版され、まさに奇跡としてその過程が記されています。

https://hon.gakken.jp/book/2380060600

その当時の2015年における活水高校の様子が以下の動画で見ることができます。

サムネにもある通り、「初心者が多い」という中で全国大会への出場を果たすという偉業!すごいですよね!

そんな「奇跡」を実現させた藤重さんは2020年度末をもって退任され、現在は杉町たまみさんが吹奏楽部の指揮を執っています。

指導者の変更で影響が出かねない翌年の2021年度ですが、九州大会を勝ち抜いて全日本吹奏楽コンクールへの出場を果たしました!

藤重さんの教えを引き継ぎ、今後も強豪校の1つとして全国大会への切符を争うこと間違いなしでしょう!

福岡工業大学付属城東高校

最後にご紹介するのは、福岡工業大学付属城東高校です。

城東高校は、九州地区の中で全日本吹奏楽コンクールへの出場回数は最多を誇ります。

なんと、その数は2021年度時点で計32回!

1回出るだけでも夢のようなことなのに、それを32回も達成しているというのは脅威ですよね!

このような結果を出していた背景として、以前は指揮者として「吹奏楽の神様」と称される屋比久勲さんが勤めていたことが挙げられます。

https://sheetmusic.jp.yamaha.com/products/9784799801635

上記の本のタイトルにもありますが、叱らない指導法で多くの高校を全国大会へと導いていった方です。

屋比久さんは、インタビューにおいて生徒の指導について語られています。下記はその引用です。

指導する時に、先生方はよく生徒を叱りますよね。だからなんで僕は生徒を絶対に叱らないんですかって、講習会などで必ず聞かれるんです。

これはどの教科にも通ずることだけど、例えば分数で躓いている生徒に「なんでおまえは分からないんだ」って叱っても、分からないものは分かりません。なぜ分からないのか、どうすれば分かるようになるのか、指導者は生徒が理解できる方法を教えて納得させてあげればいいんです。

音楽も同じです。「こう吹いてごらん」「ダメか……」「じゃ、こうしてごらん」「あぁできた」。こうした過程を経ることで僕自身がその生徒から指導法を勉強できるんです。つまりできない生徒が僕に新しい指導法を提供してくれるわけ。

だから逆にお聞きするんです、どうして提供者を叱るんですかって。僕に言わせれば生徒は「神様」なんです(笑)

2022年8月9日 https://www.chichi.co.jp/web/20190215_yabiku/ より引用

素敵な考え方ですよね。

このような指導の結果、上記のような素晴らしい成績が達成され、城東高校は現在も強豪高校の1つとして数えられています。

下記の動画は、屋比久さん指揮の2005年全日本吹奏楽コンクールにおける「アルプスの詩」の演奏動画です。

聴いてみてください!

現在は、城東高校の指導者は幸喜隆さんに代わりましたが、その幸喜さんは屋比久さんの教え子ということです。

したがって、屋比久さんの教えを引き継ぎ、今後も活躍していくことが期待できるでしょう!

最後に

いかがでしたか?

今回は、九州支部における強豪高校をご紹介してきました。

ここでは5校に絞ってご紹介してきましたが、上記の高校以外にも素晴らしい演奏を披露している高校はたくさんあります。

例えば、2022年7月27日に「笑ってコラえて!」で放送された「吹奏楽の旅」では、同じく九州地区の神村学園が取り上げられていました。

たった4枠の全国大会への出場枠を、今年度は一体どの高校が獲得するのか。

8月21(日)の九州大会本番が楽しみですね!

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