【まとめ】フィンガーシンバルとは?奏法や代用できる楽器は?

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突然ですが、

・フィンガーシンバルって何?代用できる楽器はある?

・フィンガーシンバルの奏法や使われている曲は?

と思っていませんか?

そんなあなたもこれを見れば、奏法や使われている曲など、フィンガーシンバルについて詳しくなれます!

この記事では、打楽器経験者である筆者が『フィンガーシンバル』について解説していきます!

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フィンガーシンバルとは?

初見だと、『フィンガーシンバル』ってどんな楽器なんだ?って思いますよね。

楽譜だと、“Figer Cym.”とか“F. Cym”と表記されているはずです。

『シンバル』という名称を持つので、いわゆるクラッシュシンバルを想像しそうですが、全く見た目も音も異なります!

まずは『百聞は一見に如かず』ということで、フィンガーシンバルの見た目と音はこちらの動画をご覧ください!

このように、フィンガーシンバルは直径が5~10 cm程度の非常に小型のシンバルです。

打楽器として用いられるだけでなく、『ベリーダンス』と呼ばれる舞踏でもよく用いられる楽器なんですね。

ベリーダンスでは、『ジル』という名称で呼ばれているそうです。

フィンガーシンバルはいわゆる『小物打楽器』に分類され、この後ご紹介しますが吹奏楽曲では意外と登場します!

始めて見たという方は、おそらく今後も他の楽譜で登場する機会があると思うので、ぜひ覚えておきましょう!

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フィンガーシンバルの奏法は?

フィンガーシンバルの紐を持って、端同士を当てればよいです!

この動画のように、

・一方の面側を上向きにして上から下に振り下ろして音を鳴らす奏法

・両方を下向きにして音を鳴らす奏法

どちらでもOKです!

とにかく、『チーン』といった澄んだ音がなるようにしましょう。

なので、思いっきり振り下ろさなくても優しく鳴らす感じで大丈夫です。

また、打ち付けた後に揺らすと余韻が残るので、曲調に合わせて余韻を残すか否か、選択するとよいでしょう!

トライアングルのように、毎回同じような音を鳴らせるように練習しておくとよいですね。

フィンガーシンバルは代替可能?

結論から言うと、フィンガーシンバルはあまり代替することを考えません。

強いて言えば、簡単に用意できる楽器だとトライアングルと似ているような音をしています。

また、曲によってはFinger Cym (or Triangle)というように、トライアングルでも可と書いてある曲もあります。

ただ、個人的には購入することをおすすめしたいです!

なぜなら、フィンガーシンバルは意外と打楽器の中では安価で、かつ様々な曲に登場するからです。

例えば、こちらは比較的安価なものですが、2組(4枚)で約2,500円で売られています!

打楽器の中ではかなり安いですよね!

個人的には、代替を考えているならば安価なものでも買って演奏した方が良いと思います。

ただ、実際に演奏で使うとなると少し安価なものだと物足りないと感じてしまうかもしれません。

しかし、例えばシンバルメーカーとして有名なZildjian(ジルジャン)のフィンガーシンバルでも、こちらのように約6,000円で購入できます!

フィンガーシンバルは意外と様々な曲に登場するので、ない場合はぜひ購入を検討してほしいと思います!

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どんな曲で使用される?

実は、フィンガーシンバルは様々な曲に登場します!

コンクール課題曲吹奏楽曲など、多様な曲で使われるので、その一部をご紹介していきます!

課題曲『ある英雄の記憶~「虹の国と氷の国」より』

こちらは2016年度の吹奏楽コンクール課題曲Ⅲである『ある英雄の記憶~「虹の国と氷の国」より』でフィンガーシンバルが使われています。

この動画の約2分辺りからあるオーボエソロの裏でフィンガーシンバルの音を鳴らします!

聴いてみると分かると思いますが、他の打楽器が休みなこともあり、結構目立つんですよね!

実際、こちらの『ワンポイントレッスン』でもフィンガーシンバルを取り上げています!

様々なフィンガーシンバルの音色が聴けるので、ぜひ聴いてみてください!

『フィンガーシンバル』と一口に言っても、結構音色に違いがあるので面白いですよね!

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課題曲『龍潭譚』

2020年度の吹奏楽コンクール課題曲Ⅱである『龍潭譚』でも、フィンガーシンバルが用いられます!

こちらは『りゅうたんだん』と読み、和風感が漂う幻想的な曲調が魅力的です。

この曲はこちらの記事でもご紹介しました。

フィンガーシンバルは、冒頭のアルトサックスの演奏の裏で登場し、Soloとしても登場します!

この動画の約1分40秒辺りに出てくるので、ぜひ聴いてみてください!

このように、課題曲でSoloとして登場することからもわかるように、一見地味な『フィンガーシンバル』ですが、重要な小物打楽器の1つです!

斐伊川に流るるクシナダ姫の涙

最後にご紹介するのは、樽屋雅徳さん作曲の『斐伊川に流るるクシナダ姫の涙』です。

吹奏楽曲の中でも有名曲の1つなので、聴いたことがあるという方も多いのではないでしょうか?

こちらの記事でも解説しているので、詳しく知りたい方はこちらもご覧ください!

約1分40秒辺りから鳴る『チーン』という音はフィンガーシンバルです。

この部分はClaves締太鼓の音も目立ちます。

しかし、フィンガーシンバルの音はこれらの打楽器とは一線を画しているので、音が消されずに存在感があります。

つまり、フィンガーシンバルは他の打楽器が入っていても目立つことが分かりますね!

ここまでご紹介した曲は一部であり、フィンガーシンバルが活躍する曲は沢山ありますよ!

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最後に

いかがでしたか?

今回は、小物打楽器の1つである『フィンガーシンバル』について解説してきました。

このように、フィンガーシンバルは様々な曲に登場し、その特徴的な音から目立つ小物打楽器の1つと言えます!

今後も演奏する機会が必ずあるので、覚えておきましょう!

ぜひ、参考にしてみてくださいね!

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