[まとめ]2016年の吹奏楽コンクール課題曲Ⅰ~Ⅴについてご紹介!

自分がコンクールに出場した年の課題曲は知っているけれど、他の年の課題曲は知らないということはよくあると思います。よって、選曲の際はそれらの曲を知ることから始まりますね!

しかし、課題曲は沢山あるので全ての曲を聴くにも面倒だし、とりあえずどんな曲かだけでも知りたいと感じていませんか?

この記事では、2016年の吹奏楽コンクール課題曲Ⅰ~Ⅴについて解説とともにご紹介していきます!

Ⅰマーチ・スカイブルー・ドリーム


マーチ・スカイブルー・ドリーム」は、矢藤学氏によって作曲された曲です。

上記の演奏動画の再生回数は、なんと300万回に近いほど。これは、かなりの再生回数ですよね!コンクール以外のイベントで演奏した部や楽団も多いと思われます。

もちろん、単純にコンクールでの演奏回数が多かったのもあります。実際に、2016年の吹奏楽コンクールで最も演奏された課題曲です。聴いてみてこの曲を気に入った団体が多かったということですね!

作曲者の矢藤氏は、限りなく広がる青空へ夢を乗せたハーモニーが響き渡るように…という思いを込めて「スカイブルー・ドリーム」という曲名にされたそうです。素敵な由来ですよね!

テンポが曲を通して一定であるというのがこの曲の一つの特徴です。マーチはあくまで「行進曲」ですから、これがあるべき姿とも言えますね!

テンポを一定に保つ上で、パーカッションは重要になりますね!特にスネアドラムはテンポが速くなったりしないように練習したいところです。

また、この曲の楽譜はかなり特徴的です。というのも、余分なアーティキュレーションが書かれていないんですね!記載されているのは、最低限のアクセントなどのみです。

これって珍しいですよね!

したがって、この曲を演奏する際は音楽表現を思う存分つけることが出来ます。課題曲のマーチはありきたりになりやすいので、ぜひ自分たちの「マーチ・スカイブルー・ドリーム」を作り上げて欲しいと思います!

Ⅱスペインの市場で


スペインの市場で」は、山本雅一氏によって作曲された曲です。

作曲者である山本氏は、スペインに旅行したときの思い出を基にしてこの曲を作曲したと語っています。

したがって、スペインの様子や音楽を肌で感じてきた結果生まれた曲であるので、曲名の通り、スペインの雰囲気を感じ取れる曲です。お洒落なメロディーと言えるでしょう!

具体的には、スペインを舞台としたオペラ「カルメン」に出てくる曲である「ハバネラ」と「セギディーリャ」のリズムが登場するのが特徴ですね。

これらの曲はどこかで聞いたことがあるかもしれません。特に「ハバネラは有名だと思います。以下に、曲を歌っている動画のリンクを貼っておきますね!

https://youtu.be/cqbuPbCpOdo(「ハバネラ」の演奏動画)

https://youtu.be/1E_FUHFEsAE(「セギディーリャ」の演奏動画)

「ハバネラ」は四分の三と八分の六のリズム、「セギディーリャ」は四分の二のリズムです。この曲の拍子を見れば、これらを踏襲しているのが分かりますよね!

また、スペインの打楽器と言ったら、やっぱりカスタネットではないでしょうか?実際に、この曲の全体的にカスタネットが登場しています

しかし、パーカッションでカスタネットを担当したことがある人はわかると思いますが、カスタネットって普通に難しいんですよね(笑)特に、本場の指裁きを真似るなら相当練習量が必要です

カスタネットはあまり登場する機会が多い小物打楽器ではないので、練習を放棄しがちです。この曲の演奏でカスタネットの演奏技術を高めるのもありだと思いますよ

Ⅲある英雄の記憶~「虹の国と氷の国」より


ある英雄の記憶~「虹の国と氷の国」より』は、西村友氏によって作曲された曲です。

とりあえず一度聴くと、かっこいい曲だな~という印象を受けると思います。「英雄」とつく曲名から、とあるゲーム音楽が連想されますね(笑)

この曲の題材となっており、曲名に入っている「虹の国と氷の国」というのは、西村氏が手伝った幼稚園のお遊戯会の物語だそうです。以下はあらすじです。

「虹の国」と「氷の国」は仲が悪く、ある少年が仲良くすることを提案しますが、民は話を聞きません。ある時、ドラゴンを倒すと見つかる「虹の氷」が必要となり、彼らはドラゴンとの戦いに挑みますが、苦戦してしまいます。そこで先の少年が出てきて、ドラゴンを追い払うことに成功します。しかし、彼は戦いの末に力尽きてしまいます。そこで彼らは、少年に「虹の氷」の滴を飲ませました。すると彼は復活し、結果的に二つの国は仲良くなった…というお話です。

幼稚園のお遊戯会で作られた仮想の物語というのに、よく作られているなぁと感心してしまいますが…(笑)

しかし、作曲者の西村氏によると、この曲が直接この物語と関係があるという訳ではなく、あくまでこの曲はこの物語に触発された曲という位置づけのようです。

また、彼によると曲名にある「英雄」というのは、特定の誰かを指すという訳ではないようです。どこかの「英雄」が自分のことを回想しているときの「英雄」なのか、それとも第三者が歴史上にこういう「英雄」が居たんだと説明するときの「英雄」なのか…

また、演奏者である自分たち自身が「英雄」と捉えても良いというように、ここの想像は完全に奏者に任されています。あなたはどのような「英雄」を想像するでしょうか

聴きごたえがある曲なので、聴衆にも気に入られる曲のはずです!ぜひ一度演奏してみてはいかがでしょうか

Ⅳマーチ「クローバーグラウンド」


マーチ「クローバーグラウンド」』は、鹿島康奨氏によって作曲された曲です。

実は、2016年の課題曲が正式に決定した当初、課題曲Ⅳは異なる曲でした。しかし、その曲の作曲者本人から、その曲が他曲に類似しているという理由で課題曲撤回の申し出をされたそうです。

そして、代わって選曲されたのが、この『マーチ「クローバーグラウンド」』ということです!(私的には、マーチという形式で縛られている以上、似たところが出てしまうのはしょうがないような気もしますが…)

この曲は、曲中にテンポが割と変化するマーチです。マーチは曲の性質上、テンポが一定となることが多いので、再度上記のようなことが起こらないようにこの曲を選択したように思います

テンポ変化がある分表現がつけやすくなると思うので、ぜひ指揮の人にはこれを上手く表現して欲しいです!

また、この曲には明るい和音がたくさん出てくるため、明るく綺麗な曲ですね。

しかし、作曲者の鹿島氏によると、単に明るいだけではなく暗い感じの雰囲気も欲しい、つまり「暗いシーンに明るい音楽が流れているような」イメージと表現されていますね。

普通に演奏すると、単純に明るい曲になりそうなので上記のことをしっかり意識して演奏する必要がありますね。

また、「クローバーグラウンド」という名前を見ると、クローバーの方に目がいきがちですが、グラウンドの方がメインだと語っています。イメージは、緑が生い茂る草原のような「グラウンド」に「クローバー」など他のものが生えているという感じです。

要するに、(ある種の草が生えた)草原を進んでいくと、時々違う種類の草が生えているというような物語のある曲に仕上げて欲しいということですね!

あなたはどのようなイメージを持つでしょうか?演奏する際は、自分の「クローバーグラウンド」を想像して欲しいです

Ⅴ焔


」は、島田尚美氏によって作曲された曲です。

曲名の読みは「ほむら」です。ほむら(焔)とは、炎のことですね。

課題曲Ⅴではありますが、毎年課題曲Ⅳで見られるよく分からないような難しさはあまり感じないと思います。何というか、普通に自由曲としてありそうな曲です!

この曲を聴くと、どこか和の雰囲気を感じ取ることが出来ます。しかし、クラベスなど和の雰囲気を出すのに欠かせない打楽器は登場していませんね。

この曲は、ピッコロとフルートのソロから始まります。音域が高いので苦戦する可能性もありますが、逆に言えばすごく目立つので、ぜひ演奏してみたいと感じる人もいるかもしれません!

あなたは、「」と言われたらどのようなものを想像するでしょうか?焔にもいろいろありますよね

爆発的に燃えるような激しい焔や焚き火に見られるような穏やかな焔など…。この曲では、いろいろな焔の顔を見ることが出来ます

各部分ではどのように燃えている様子を表しているのだろうと考えながら演奏すると面白いし、表現もupしますよ!

この曲は課題曲Ⅰとは違い、細かい指示が沢山書かれている曲です。まずは、これに従って演奏出来れば素敵な演奏になると思います!

しかし、この曲は指示が沢山記載されているからと言って、自分で表現をつけにくいという訳ではありません。先の焔の話もありますが、しっかりと音楽的な表現が出来る曲ですよ!

課題曲っぽくない素敵な曲なので、課題曲Ⅳというだけで候補から外すのはもったいない曲だと思いますよ!

最後に

いかがでしたか?

今回は、2016年の吹奏楽コンクール課題曲Ⅰ~Ⅴについてご紹介してきました

課題曲は、厳正なる審査によって選ばれてきた曲なので、いずれの曲もよく作られています

よって、コンクール会場だけでなく、演奏会やイベントでも素敵な演奏になること間違いなしでしょう!

ぜひ参考にしてみてくださいね!

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