突然ですが、
と思っていませんか?
筆者は実際に就活で吹奏楽の経験をESで書いたり面接で話したりしていました。
『リーダーシップ』と『継続力』
この2点を語ったことで筆者は大手企業3社から内々定を得ることができました。
しかし、決して部長とか副部長、指揮者などそういった役職を務めていたわけではありません。
割とごく普通の一般部員です。
この記事では、吹部での経験をどう自己アピールすべきか、また実際に面接でどのようなことを質問されて話したのかについて筆者の経験を交えてお話します。
吹奏楽経験を就活でどう語ろうかと悩んでいる人は必見ですよ!
吹部は就活に有利!
どこの企業を受けるにしても重要なのが、
『コミュニケーション能力』と『主体性』
で、実際に企業の社員の方々はこのような能力を持っている学生を求めているんだとか。
実は、この2つの能力ですが、吹奏楽の経験を伝えれば上手くアピールすることができます!
なぜなら、吹奏楽は集団競技かつ沢山の練習が必須だからです。
吹部の一員としてチームで活動すれば自然とコミュニケーション能力が身につきますし、演奏に向けて主体的に練習を行ったり、行動したりすることで主体性も身につきます。
つまり、実は吹奏楽部で一生懸命に活動するだけでこの2つの能力は自然に養われますし、それをアピールすれば非常に就活でウケがいいんです!
だから、吹奏楽部でしっかりと活動してきた人は自信を持ってほしいし、その経験を上手く伝えられれば就活に有利に働くはずですよ!
役職がなくても大丈夫!
それでは、実際にどのように経験を伝えていくのか。
『やっぱり大きい役職をやっていた方が有利なんでしょ?』と考えているのではないでしょうか?
確かに、そういった経験を語れるのは強いし、そのような方はぜひその経験をアピールしてほしいと思います。
吹奏楽でいうと、部長・副部長・学生指揮などが挙げられますね。
一方で、そういった大きな役職を持っていなくても全然問題ないんです!
例えば、私はパートリーダーの経験について就活ではお話ししました。
『パートリーダー』といってもパートは約5人と少人数だったので、決して大した役職ではありません。
5人という少人数のリーダーだとしても、それを『リーダー経験』として語ることができますし、実際にそれで評価されてきました。
就活をやっているといろんなサイトで何度も見ると思いますが、重要なのは、
取り組みの『実績』ではなく、取り組みへの『姿勢』
です。
だから、決して大それたことをしていなくても、あなたが実際にどのような行動をしたか、どのような姿勢で取り組んだのかを伝えられれば必ず評価してもらえます。
何なら、パートリーダーでなかったとしても、パートリーダーを支えた経験やパート内での立ち回りなどを上手く伝えればOKです!
『ガクチカ』で吹奏楽経験をどう伝える?
就活の定番質問の1つといえば、『学生時代に力をいれたこと』通称『ガクチカ』。
『学生時代に困難だったこと』といった変化球の質問もありますが、基本的には書く内容は一緒です。
この『ガクチカ』で吹奏楽経験を書こうと考えている方も多いのではないでしょうか?
まずは、この動画が『ガクチカ』を書くときに参考になると感じたので、ぜひこちらを見てみてください!
この動画でもご紹介されているように、重要となるのが『課題を見つけること』です。
吹奏楽に焦点を当てて『課題』について考えてみましょう!
ところで、吹奏楽での目標は簡単に言えば、
『ステージで優れた演奏をすること』
ですよね。
演奏会にしても、大会にしても、最終的にはみんなこれを目指しているはずです。
これを読んでいるあなたも、この目標を達成するために練習や運営を頑張ってきたのではないでしょうか?
その頑張ってきた過程で、何かしら困難だったことがあったはず。
その『困難』=『課題』です。それを思い返してみてください!
ここで少し練習に対する取り組みを例にして、具体的に『課題』を考えていきましょう!
ガクチカを考えるコツ!
吹奏楽での練習といえば、個人練習・パート練習・セクション練習・全体合奏など、たくさんありますよね。
このような『練習』でガクチカを考えるコツは、
どのように練習に取り組んできたのか思い返すこと
です。
優れた演奏をできるようにするためにあなたはどう頑張りましたか?例えば、
・パート(個人)練習メニューを考えて取り組んだ
・音楽表現を高めるために全体で話し合いながら曲を作り上げた
・周囲のモチベーションを上げるために、アドバイスを積極的にした
など、実際に練習に取り組んだ時の姿勢を思い返してみてください!
特に、自分が最高学年の時にどのような行動をとったのかを考えることで自分がしてきた取り組みが見えやすくなりますよ!
そして、その取り組みをしてきたときにどのような課題があったのかを考えていきます。
例えば、パート内で考えてみると、
・初心者のメンバーと経験者のメンバーがいた→個々に合わせた練習の導入
・モチベーションがそれほど高くない人がいた→個人的にアプローチ
・演奏したいパートがメンバーと被った→話し合い
などなど、なんでもいいので課題を書き出してみてください!
また、課題を考える上でおすすめなのが『コロナ禍での経験』です。
コロナによって吹奏楽の活動がかなり制限されましたよね。
普段とは異なる状況で練習に励み、最終的にはステージ上で演奏を披露したのではないでしょうか?
このように、「活動が制限された」という課題がある中で、どのように行動して、どのように取り組みを行ったのか考えると課題が思いつきやすいと思いますよ!
そして、その課題を深堀りして自分がその課題に対してどのようにアプローチし、その課題を解決していったのか文章にしてほしいと思います。
特に最高学年での経験ならば、少なくともパート内でリーダー役(もしくはそれを支える役)として行動したと思います。
ぜひ、その『リーダー経験』を伝えることができれば、企業が求める『コミュニケーション能力』があることを表現することができますよ!
『運営』に携わっていた方ならば、その経験での課題を書くのもいいと思います!例えば、
・多くの部員が辞めてしまうという課題解決
・コロナで部員同士のコミュニケーションが疎かになったという課題解決
などが考えられます!
吹奏楽経験を活かした『ガクチカ』例文!
吹奏楽部でパートリーダーをしていて、強みである『リーダーシップ』と『継続力』を活かして練習に励んだという感じでガクチカを書いてみました!
私が学生時代に最も力を入れたことは、大会に向けて取り組んだ吹奏楽部での活動である。
私は打楽器パートに所属しており、大学3年生の時にはパートリーダーを務めていた。
[課題1] 私のパートメンバーの中には経験者と初心者がおり、技術力やモチベーションが人によって差があった。
[課題2] また、コロナ禍で活動が制限されていたこともあり、練習時間の十分な確保が困難であった。
[課題解決1] そこで、私はパートリーダーとして各々の強みが発揮できるような楽器担当の割り振りや練習方法の考案に取り組んだ。また、全員がモチベーションを保てるように各々のメンバーと密に連絡を取り、積極的にアドバイスをするよう心がけた。
[課題解決2] 加えて、高難易度の曲ということもあったため、普段の練習時間では不十分だと考えた。そこで、自宅でゴム状の板を活用した練習や楽譜の読み込みを毎日2時間継続的に取り組んだ。
結果として、吹奏楽コンクールで金賞を受賞することができた。
貴社においても、この「リーダーシップ」と「継続力」を活かして周囲と協働しながら目標を達成するよう努めていきたい。
このように、どのような課題があって、その課題解決に向けてあなたがどのように取り組んだのかを『ガクチカ』では書き、何度もそれを推敲してみてください!
最後に
本記事では、『ガクチカ』で吹奏楽の経験を伝えるときにどのように考えるべきかについて書いてきました。
最初に書いたように、吹奏楽での活動は就活で有利に働きます!
吹奏楽部でしっかりと活動してきたあなたなら、必ず良いガクチカを書くことができますよ!
今までに取り組んできた活動を思い出しながら、頑張って就活を進めてくださいね!
応援しています!
『学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)で吹奏楽の経験を話したい!』
『吹奏楽でやってきたことをどのようにアピールすればいいだろう?』