吹奏楽をやっていると意外とする機会があるソロ演奏ですが、打楽器パートのソロ演奏といえば、やっぱりマリンバソロですよね!
しかし、マリンバソロ曲は知られていないものも多いので演奏曲を探すのに苦労していませんか?
この記事では、無伴奏のおすすめなマリンバソロ曲を5曲ご紹介していきます!
Rain Dance
まずご紹介するのは、Alice Gomez作曲の”Rain Dance”です。
”Rain Dance”は、雨を降らすための儀式的な踊り、いわゆる「雨乞い」を意味しています。
ちなみに、ポケモンの技でも「あまごい」ってありますが、あれの英語名も’Rain Dance’なんですよね。
曲名についてはここまでにして、この曲はマリンバソロ曲の中でもメロディーが比較的しっかりとあります!
落ち着いた曲で聴きやすく、また中盤では拍子が6/8拍子に変わるなどリズム感もいいです!
多くの人に好かれる曲と言えるのではないでしょうか?
この曲は動画を見てお分かりいただける通り、4本マレットを使用したマリンバ曲ですが、その4本マレットの基礎を身につけるにはちょうど良い難易度と言われています。
なので、マリンバの4本マレット演奏に慣れていないという方には是非お勧めしたい1曲です。
この曲の作曲者はAlize Gomezという方ですが、この方が作曲された他の曲もいいのでぜひ調べてみてくださいね!
Ghanaia
続いてご紹介するのは、Matthias Schmit作曲の”Ghanaia”です。
こちらもマリンバソロ曲としては有名な1曲で、比較的演奏がしやすい曲となっています。
タイトルに”Ghana”と入っていることからも分かるように、ガーナ音楽に触発されて書かれた曲で民族調のリズムが特徴です。
アフリカ系の音楽から着想を得ているということで、民族楽器系と相性がいい曲です。
なので、実際に以下の動画のようにアンサンブルとして演奏されることもしばしばあります。
聴きやすいリズムの曲なので、演奏して心地いいと思います!
ただ、曲を最初から最後までちゃんと演奏すると7分あるので、場合によってはカットをする必要があるかもしれません。
4オクターブの曲なので、4オクターブのマリンバしかないよという方にはお勧めしたい1曲です!
Rhythm Dance
続いてご紹介するのは、Benjamin Wittiber作曲の”Rhythm Dance“です!
先ほどの2曲よりも難易度が高めで、4+1/2オクターブ必要な曲です。
この曲は千一夜物語(=アラビアンナイト)に登場するタンバリンを持った女性ダンサーから着想を得ているらしいです。
この曲は非常にノリが良く、聴いていて楽しい1曲となっています!
加えて、始めのところでマリンバの持つところで叩くといった特殊奏法もあるので、視覚的にも楽しめるのがまたこの曲のいいところです。
なので、楽しんで練習に取り組めると思います!
しかし、その分打数も多く、かつテンポも比較的早めなので4本マレットの演奏にかなり慣れていないと演奏するのが難しいです。
演奏時間に関しては、上記の動画くらいのテンポで演奏すると4分くらいで演奏すること可能なのでソロコンなどで演奏するにはちょうどよいかもしれません。
ぜひおすすめな1曲です!
https://komakimusic.co.jp/products/6047
プリズム~ソロ・マリンバのための~
「プリズム~ソロ・マリンバのための~」は、安倍圭子さんによって作曲された作品です。
この方はマリンバ奏者としては世界的に有名な方で、作曲された曲は多くの打楽器奏者によって演奏されています。
パーカッションをやる身としては、安倍圭子さんの演奏を一度聴いておきたいです!
それで、その安倍圭子さんによって作曲されたのがこの「プリズム」。
動画を見て分かる通り、2本マレットで演奏する、いわゆる速弾きの曲であることが特徴となっています!
4本マレットの曲と単純な比較はできませんが、速弾きという性質上、打数も多くミスなく正確に演奏することが非常に難しいです。
ただし、ソロコンテストでよく採用される曲で、審査員うけが良いのでコンテストにもってこいと言えます!
4オクターブで演奏することができ、時間も3分半程度で演奏可能なのでぜひ取り組んでみてはいかがでしょうか?
安倍圭子さんの作品は、このほかにもおすすめ曲がたくさんあるのでぜひ調べてみてくださいね!
https://www.bluemallet.com/SHOP/GF-MAS-000157A.html
Rhythmic Caprice
最後にご紹介するのは、Leigh Howard Stevens作曲の”Rhythmic Caprice“です。
‘Caprice’とは奇想曲という意味で、特定の形式に縛られない気まぐれな性格をもった曲のことを表しています。
この’Caprice’というタイトルに合う通り、マリンバの持ち手で叩く特殊奏法を多用した珍しいソロ曲です!
先ほどご紹介した”Rhythm Dance”にも少し出てきた奏法ではありますが、マレットを横にして打ちつけたり、曲中ずっと出てくるなどかなり特殊じゃないかなぁと思います。
視覚的にも面白く、聴いていてもすげーとなる1曲と言えます!
実際にこの曲は難易度が非常に高く、なんとそのグレードは6。
上級者向けの楽曲です。
なので、この曲をしっかりと仕上げて演奏できるようになればソロコンテスト等でかなりいい評価がもらえるでしょう!
4+1/2オクターブで演奏できる曲なので、もし演奏できるマリンバがあればぜひ挑戦することをお勧めします!
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最後に
いかがでしたか?
今回は、無伴奏のおすすめなマリンバソロ曲を5曲ご紹介しました。
マリンバソロは打楽器奏者なら一度は演奏してみたいはず!
ソロ演奏は技術力の向上にもつながるので、ぜひこの機会にこれらの楽曲を演奏してみてくださいね!
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