吹奏楽界における有名な作曲家である片岡寛晶さん。片岡さんはどういう経歴の人なのか、どのような作品があるのかと気になっていませんか?
そんなあなたも、これを見れば片岡さんの経歴などについて知ることが出来ます!
この記事では、片岡さんのプロフィールや作品についてご紹介していきます。
片岡寛晶さんについて
ご本人のTwitterプロフィール写真(https://twitter.com/hiroakikataoka1)より
片岡寛晶さんは1983年福岡県生まれで、作曲や編曲を手掛ける打楽器奏者です。また、東京音楽大学の出身です。
東京音楽大学の卒業生には著名人が多く、例えば卒業生の1人に2019年度の課題曲である『行進曲「春」』の作曲者である福島弘和さんがいらっしゃいます。
片岡の作品は人気な曲が多く、なんと2019年度の吹奏楽コンクール各支部大会小編成部門において演奏された作品は片岡さんの作品が最も多かったとか!
よって、吹奏楽をやっている人なら一度は聴いたことがある作曲者の1人と言えるでしょう!
個人的には、片岡さんの作品には日本の「和」を基調とした作品が結構あるような印象があります。
例えば、この後ご紹介する人気曲「鳥之石楠船神~吹奏楽と打楽器群のための神話」もまさに和風の曲ですよね。
また、打楽器奏者ということでパーカッションが活躍する曲がほとんどです。
使用打楽器の数も多く、パーカッションにそれなりの人数が要求されます。
ただし、打楽器専攻ということで打楽器奏者に配慮して作曲されているので、奏者に無理のない範囲で書かれているので奏者的にも安心です。
(たまに、「このティンパニの音替え間に合わないだろ」みたいに打楽器を演奏する人への配慮が若干欠けている作曲者もいるんです…(笑))
パーカッションを演奏する人は特に楽しめる曲が沢山あるでしょう!
片岡さんの吹奏楽作品は?
片岡さんは吹奏楽コンクールの課題曲の作曲者でもあります。その課題曲というのが、2008年度の吹奏楽コンクール課題曲Ⅳである「天馬の道~吹奏楽のために」です。
1984年生まれですからこの曲を発表した当時は20代前半だったわけですね。大学卒業してすぐといったところでしょうか。若い!
よって、デビュー曲とも言える作品でしょうからおそらく片岡さん自身も思入れのある曲だと予想されます。
静かな入り、幻想的な雰囲気、ノリの良いリズム…など個人的にはコンクール課題曲の中でもかなり好きな1曲です。
また、片岡さんご本人がこの曲をピアノで演奏している動画を上げています。音大卒ですから、やはりピアノもお上手です。
吹奏楽曲のピアノver.ってあまり聴く機会も少ないのではないでしょうか?吹奏楽ver.と違う雰囲気で楽しめます。
片岡さんの作品のうち、吹奏楽コンクールで最も演奏されているものは「鳥之石楠船神~吹奏楽と打楽器群のための神話」です。
吹奏楽曲の中でも有名な曲で、曲名も特徴的なのでどこかで耳にしたことがある人も多いのでは?
「神話」とタイトルに入っている作品をほかにも書いており、「神話シリーズ」の1つです。
曲名に「打楽器」と入っていることもあってパーカッションが非常に活躍する曲で、打楽器ソロが曲中に散りばめられています。
「和の旋律の中に時折入るジャズの響き」という和とジャズという一見交わることがなさそうなところを組み合わせるところが面白いです。
この曲は管打七重奏(Sax×4+Perc.×3)ver.もありますので、アンサンブルでも楽しむことが出来ます。
比較的珍しい編成ですので、挑戦してみても良いですね!以下のサイトでご紹介されています。
https://www.brain-shop.net/shop/g/gENMS-84295/
打楽器アンサンブルの作曲者
片岡さんは打楽器アンサンブルの曲を複数作曲しています!
パーカッションパートでないとあまり聴く機会が少ないかもしれませんが、かっこいいのでぜひともこの機会に聴いていただきたいです。
片岡さんの作品は打楽器アンサンブル曲の中でも人気なものが多く、アンコンで何度も演奏されてきました!
例えば、こちらの記事でご紹介した「獅子神楽~4人の打楽器奏者のために~」があります。
まさに、「和」の雰囲気漂う幻想的な楽曲です。
また、こちらの記事でご紹介した「雅~3人のマリンバ奏者のための」という作品もあります。
この作品はマリンバ1台を三人で演奏する(マリンバ連弾)曲で、視覚的にも楽しめます。
ここまで筆者の好みで和風の曲ばかり挙げてしまいましたが、もちろんそうじゃない作品もたくさんあります(笑)
他の曲も知りたいという方は、例えば以下のサイトで調べてみてくださいね!
https://www.brain-shop.net/shop/c/c10103031/
最後に
いかがでしたか?今回は人気な作曲者の1人片岡寛晶さんについてご紹介してきました。
片岡さんの作品は世界観がよく練られており、素敵な曲ばかりです。大会や演奏会などでぜひ積極的に演奏して欲しいと思います!
ぜひ参考にしてみてくださいね!
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