知って得する!吹奏楽のパーカッションが少ないパートに役立つ情報!

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パーカッションパートに人数が少なく、曲の演奏で困ることってありますよね。筆者もパートの人数が少ないという経験を散々してきました。

そこで、自らの経験を踏まえて少人数でもなんとかできる対策法をお教えします!

この記事では、少人数のパーカッションパートの人に向けて、曲の演奏においてどうするべきかについて解説していきます。

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「少ない」からこそ良いこともある

吹奏楽においてパーカッションパートって意外と人気が無かったりするんですよね…。個人的には不思議で不思議で仕方ないわけですが。

これを見てくれている人の中には、パートの人数が少なくて嫌だなぁと感じている人がいるかもしれません。しかし、人数が少ないからこそ良いこともあります。

パートの人数が少ないことのメリットを挙げていきましょう!

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いろいろ演奏出来て楽しい

パートの人数が少ないことで最も影響が大きいのが曲の演奏ですよね。

パーカッションの人数が足りないと、全てのパートを演奏出来ないという悪い面ばかりを見てしまいがちです。

後で、このことについての対策法を書きますが、ここでは人数が少ないことによる良い面を考えてみましょう!

曲におけるパーカッションのパートの数は決まっています。もし、パーカッションの人数がパートの数を上回っている場合はどうなるでしょう。

この場合、楽譜を分割するか、新しいパートを増やす(特にポップスにおける小物打楽器など)という2つの策があります。

しかし、前者は単純に演奏できる機会が減るので、全く嬉しくないですし、後者はタンバリンで16分など楽器やリズムがある程度決まってしまうので面白味がありません。

逆に、パーカッションの人数がパートの数を下回っている場合、忙しくはありますが、それはそれでとても楽しいです。

手持ち無沙汰になるより、よっぽど良いでしょう!

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魅力的な曲が演奏できる

また、人数が少ないからこそパート全員で魅力的な打楽器アンサンブルの曲を演奏することが出来ます。

例えば、打楽器三重奏ではマリンバ連弾といった演奏形態で演奏することも可能です。マリンバ連弾のおすすめ曲はこちらでご紹介しました。

大人数の打楽器アンサンブルとは違った面白さがあり、一度演奏すれば「この人数で良かった!」と思えることでしょう。

別の記事で、三重奏、四重奏などのおすすめ曲を書いているのでぜひ参考にしてみてください!

また、あまり知られていませんが、打楽器二重奏というのもあります。二重奏も意外と楽しいですよ!

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人数が少ないときの対処法

ここまでメリットを書いてきましたが、やはり人数が少ないと曲の演奏で困ることもあるんですよね。

パーカッションパートの人数が少ない場合、何をするべきか以下に書いていきます。

パートをとにかく振り分ける

パーカッションの人数が少なくて1番困ることは、パートを全員に振り分けることが出来ないことでしょう。

大抵の場合、どうしても演奏できないところが生じてしまいますよね。

どうやってパートを割り振るべきかについて記述していきます!

まず、演奏する曲において重要そうな打楽器を含むパートを優先的に割り振りましょう。例えば、S.D.、Timp、C.Cym.などはどの曲でも削除することはできません。

また、S.D.、Timp.、C.Cym.は両手でしか演奏することが出来ないという点でも先に割り振っておきたいです。

そして、残ったパートを分割していきます。特に、片手で演奏出来そうな打楽器を抽出していきましょう!ここで重要となるのはS.Cym.ですね。

本来は両手で演奏するのが理想的ですが、片手でも演奏出来ます!シンバルをマレットで挟んでマレットを上下に振れば良いです。

ただ、S.Cym.の片手による演奏は見た目以上に難しく、クレッシェンドを上手く表現するにはかなりの練習が必要となるので、ぜひとも予め練習しておきましょう。

また、小物打楽器の多くも片手で演奏することが出来ます(もちろん、ClavesやWhipなどの例外もあります)。

小物打楽器を片手で演奏したい場合はスタンドを使って、持たなくても演奏できる状態にしておきましょう!

意外といろんな小物打楽器をスタンドに取り付けることが出来るので、いろいろと工夫しながら試してみてください。

片手による演奏は、演奏しないよりずっとましです。人数が少ない場合は、ぜひ片手による演奏を積極的に取り入れましょう!

他パートに助っ人をお願いする

パーカッションパートの人が少ないなら、他パートから助っ人を呼ぶことはありです。

打楽器の魅力の1つは、(音色の良し悪しを問わなければ)誰でも音を出すことが出来るところです。このことを利用しましょう!

ただ、打楽器には演奏の難易度の高い楽器と初心者でもなんとかなる楽器とが混在しているので、他パートの人でも演奏しやすい楽器を選びましょう。

選ぶとすれば、叩く人によってそれほど音色が変わらない、Glock.や特殊打楽器、小物打楽器(例えば笛、鈴、Cabazaなど)が良いでしょう!

もちろん、パーカッションの練習に時間を避けるならば他の打楽器でも良いと思います。しかし、S.D.、C.Cym.、Timp.などの打楽器はパーカッションパートの人がぜひ演奏して欲しいです!

 打楽器が少ない曲を選ぶ

吹奏楽曲にはパーカッションパートがそれほど活躍しない曲もあります。すなわち、管楽器主体の曲ですね。

打楽器が少ない曲の筆頭となるのは、もともとオーケストラ用の曲を吹奏楽曲に編曲した曲です。

管弦楽におけるパーカッションはTimp.がメインであり、他のパーカッションが活躍する場所は吹奏楽ほど多くないです。したがって、吹奏楽編曲ver.も少ないことが多いです。(もちろん例外もありますが…)

例えば、「交響曲」や「組曲」という語が曲名に入っている吹奏楽曲を探してみましょう。パーカッションパートの数が少ない曲がきっと見つかります。

また、金管バンド用に作曲された曲が編曲された吹奏楽曲という選択肢もあります。

例えば、吹奏楽界では有名な曲であろう「宇宙の音楽」はもともと金管バンド用に作曲された曲で、意外にもオリジナル版はパーカッションパートは3人で演奏出来ます。(吹奏楽版は5人です)。

「宇宙の音楽」の作曲者であるP.スパーク氏は金管バンド用に曲を書いている作曲者です。したがって、パーカッションパートがそれほど多くない曲もあります。

例えば、以下の記事でご紹介した「祝典のための音楽」は非常に素敵な曲であるにもかかわらず、パーカッションはたった3パートです。気になる方はこちらを参照してください。

最後に

いかがでしたか?

今回は、パーカッションパートの人数が少ない場合にどう向き合うべきかについて解説してきました。

どういう訳か、パーカッションパートに人数が少ないということも意外と多いんですよね。

しかし、人数が少ないとパート内で仲がより深まるなど、良いことも沢山あるのでめげずに少人数で演奏して欲しいと思います!

ぜひ参考にしてみてくださいね!

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2件のコメント

社会人バンドに所属しています。現在2名、本公演ではさすがにエキストラさんをお願いしていますが、ミニコンサートなどポップス主体の時には1名がドラムを担当するのでひとりでの演奏になります。最高6人分を演奏したことがあります。演奏上必要最低限の箇所をピックアップして1枚の楽譜に書き直して演奏しました。実は、演奏そのものよりどこを取り上げるかを考える方が楽しいですね。そのあと楽器の配置を工夫したり曲の合間に楽器を移動させたりする順番を考えるのも楽しいです。この楽しみ方は他のパートでは味わえないでしょうね。

亀田圭子 様

コメントくださり、ありがとうございます。
1年以上前に書いた記事でしたので何を書いたのか忘れていたところがあったのですが、少しでも興味を持って読んでいただけたならば幸いです。

パーカッションが2名はかなりお忙しいですね。
私はさすがに6人分の演奏はしたことがありませんので、それだけの演奏をこなせる亀田様に感服いたします。

確かに、演奏について何かしらの工夫をしたり、考えたりするのは楽しいですよね。
そのような「パーカッションパートならではの楽しみ」を見つけると、打楽器演奏をより楽しめるのではないかと感じます。

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