[まとめ]パーカッションに属する珍しい楽器(打楽器)一覧

スポンサーリンク

打楽器には、吹奏楽を演奏する上ではあまり使わないような少し変わった珍しい楽器があります。

滅多に使わない打楽器ってよく知らないことも多いです。この機会にそのような打楽器のことも知っておくといいことがあるかも…?

この記事では、あまり使わないけれど、まれに使うこともある打楽器に焦点を当ててご紹介していきます!

知っておきたい珍しい打楽器

ウィンドマシーン(Wind Machine)

ウィンドマシーンは、名称からもわかるように風の音を奏でる楽器です!布が擦れる音を使って風を表現します。

この楽器は、頻繁に使われる打楽器というわけではないですが、「」という我々が普段耳にする音であるためか、擬音を出す楽器の中ではそこそこ登場回数の多い楽器だと思われます!

ウィンドマシーンが使われる吹奏楽の曲で有名なのは、フィリップ・スパーク作曲の「宇宙の音楽」でしょう!以下は、「宇宙の音楽」の演奏動画ですが、冒頭から登場します。

https://youtu.be/NMlWIwjXU1g

ウィンドマシーンについてはこちらの記事で詳しく解説しています。

上の記事で述べていますが、楽器がないという場合は別の学校の吹奏楽部や楽団に借りるなどが望ましいです。

なぜかウィンドマシーンを持っている部や楽団もあったりするので、ない場合はとりあえず周囲で活動する部や楽団に聞いてみると良いです!

サンダーシート(Thunder Sheet)

サンダーシートも、名称からわかるように雷の音を奏でるのに用いられる打楽器です。

吊るされた薄い金属板を手で振動させたり、もしくは叩いたりすることで雷鳴に似ている擬音を出すことが可能となります。

ウィンドマシーンほど活躍する場はないかもしれませんが、「嵐」を表現する曲はたまにあるので、もしかしたら使う場面があるかもしれません。

銅鑼のスタンドと適当な金属板で試すこともできるので、ない場合は自作を試してみるのも良いかもしれませんね!

しかし、銅鑼などの金属系の打楽器を用いて、工夫して音を出せば雷鳴に近い音を出すことも可能です。

サンダーシートがなく、かつ雷の音を再現したい場合は、とりあえず金属系の打楽器をいろいろなもので叩いてみることをおすすめします!

チャイニーズゴング(Chinese Gong)

ここでご紹介するChinese Gongは、一般的に使う銅鑼よりもかなり小さいです。

この楽器はものによって異なる音階を有しており、音を聴いてみると’Gong’の名から想像される銅鑼とはかけ離れた音がします。

聞いてみれば分かりますが、独特で少し変わった面白い音がします。

「Chinese Gong」という名称は正式名称ではないという話もあります。

しかし、銅鑼と区別するために、楽譜上では上のような楽器の使用が指定されている場合には‘Chinese Gong’と記載されているはずです

この楽器が使われている曲に、以下の記事でご紹介した打楽器三重奏曲である「Trio per Uno」があります。Chinese gongが曲の良いアクセントとなっています!

しかし、いざ使うとなると代用がなかなか聞かない楽器であるので、他の楽団からレンタルをするか買うかを選択することになることになるでしょう。

バンブーチャイム(Bamboo Chime)

バンブーチャイムは、吊るされた複数の竹筒が当たるときに音が生じる楽器です。

動かすとカラカラとした音が鳴り、インテリアのような楽器です。(実際バンブーチャイムがインテリアとして使われることもあります。見たことがあるかもしれませんね!)

このバンブーチャイムですが、吹奏楽曲でたまに使われることがあります。バンブーチャイムが使われている曲で最も有名なのが、2013年の吹奏楽コンクール課題曲Ⅴである「流沙」ですね。

以下に演奏動画を貼っておきます。

https://youtu.be/DCbMEpfmU7U

バンブーチャイムはものによりますが、他の楽器と比較するとそれほど高額というわけではありません

どうしても必要な場合、買うという選択肢もありです。(しかし、竹が使われているティンパニマレットが高いように、ものによっては高級です。)

リボンクラッシャー(Ribbon Crasher)

楽器の名称だけ聞くと、何それ!?って感じですよね!

リボンクラッシャーは、上のように数枚の重ねられた鉄の板を留め金で止めた楽器です。

「リボン」という名称は見た目に由来しているようですが、個人的にはリボンに似ていると言われると、どうなんだろうという感じです…。

リボンクラッシャーは、スティックで叩いて音を出します。スティックで叩いたときに板や留め金が動くことで音が発生します。

リボンクラッシャーは、上記の画像のものは5000円強と、楽器にしてはかなり安価と言えます。

しかし、打楽器アンサンブルの曲でたまに出てくる程度の楽器なので、使用頻度はかなり低い打楽器といえるかもしれません

アンビル(Anvil)


英単語の’Anvil’を日本語訳すると、「金床」です。金床とは、鍛造する際に加熱した金属を乗せる作業台のようなもので、ハンマー台とも言われます。

アンビル金属を金槌で叩いて音を出す楽器なので、想像がつくと思いますがキンキンとした音が発生します

アンビルを使用する吹奏楽曲で最も有名なのが、2019年の吹奏楽コンクール課題曲Ⅴである、「ビスマス・サイケデリアⅠ」ですね!この曲については、下記の記事でご紹介しています。

楽器用のアンビルが販売されているようですが、適当な鉄を金槌で叩けばアンビルの音を出せるので、もし使う場合はいろいろな鉄を叩いて試してみると良いかもしれませんね!

アンビルについてはこちらの記事で詳しくご紹介しています。

最後に

いかがでしたか?

今回は、少し珍しい打楽器についてご紹介してきました。

これらの打楽器を演奏する機会は滅多にないかもしれません。しかし、いざ楽譜に記載されていた時に、「あぁこの打楽器ね」とわかると結構便利なこともありますよ

ぜひ参考にしてみてくださいね!

スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA